俺達の戦いはこれからだ!
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
、セイバー。召喚に応じ参上しました。問います、貴方が私のマスターですか?
――シロウ」
ああ、と頷いた俺。まさか本当に来るとは思わなかったが、結果オーライという奴である。
本命はランサーのクー・フーリンです、といったらどんな顔をするだろう。
ちょっと見てみたい気もしたが、ぶん殴られそうなので黙っておく。
なんにせよ、
「そうだ。久しぶり、セイバー。……アルトリア」
名を呼ぶと、光の中から現れた『青い』装束の少女は微笑み。
マシュは少しだけ機嫌悪そうに、俺の袖を掴んでいた。
「俺達の戦いはこれからだぞ、二人とも」
だから仲良くしてください。
俺はそう心の中で一人ごちる。
――こうして、俺達の人理を巡る戦いは幕を上げた。
勝てるのか、と心の中で誰かが弱音を吐いた。
勝てるさ、と俺は意図して断じた。
俺がやらないで誰がやる。俺が勝てないなら誰が勝つ。
必ず勝つ。勝って、俺は俺の誇れる俺になる。
未来は俺に任せろ。俺は不可能を可能にする。人類は俺が救う。俺が生きた証を残すため、世界よ、俺のために救われろ。
決意は胸に秘めるもの。だが一度だけ言わせてほしい。
「――俺達は無敵だ。そうだろう、二人とも」
決意表明。青臭いが、きっとこれでうまくいく。
セイバーが。マシュがいる。なら、俺の心に不安なんて生まれない。
迷いがないなら、俺の道に壁はない。
――俺達の戦いはこれからだ!
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ