Knight's & Magic & Carrier 6
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。フライトユニットは量産しても扱えるのがほとんどないから一旦凍結だ」
「空戦が行えるのは何機でしょう?」
「今のところはグリッターファルセイバー、トールギス、ツールボックス、グルンガスト、移動砲台で良いのなら更にカルディトーレ2機だ」
「イカルガはどうしました?」
「エルがなんとか組み込もうとしたが失敗した。拡張性を犠牲にしてハイスペックにしていたからな。今は組み立て直しているところだ。それでも決戦までには間に合わせる」
数は足りていますか。問題は飛竜艦の戦闘力でしょう。
「勝てますか?」
「最悪、ムスペルヘイムをぶつけて相打ちに持ち込む。やりたくはないが、一度限りの突撃用ブースターも用意した。本当にやりたくないから最後の手段だ」
何処かで聞いたことのあるようなシチュエーションだ。思い出せないけど、喉元に引っかかって気持ち悪い。
「どうしてやりたくないのですか?」
「強引に作ったとはいえ、現行最大戦力だからな。相打ちでも士気が落ちる。どうかしたのか?」
最大戦力と聞いて余計に違和感が出てくる。前世の話を侯爵に聞かせるわけにはいかないので退出させてからトールの質問に答える。
「いえ、何処かで似たシチュエーションを聞いた気がしまして」
私の言葉にトールが考え込む。
「何処に引っかかる?」
「ぶつけるってところと、強引に作った最大戦力というところですね。ですが違和感もあります。それとは別に負けフラグが立ったような、立てたような」
う〜ん、一体何処で違和感を感じたのでしょう。
「エルにも聞いて来る。何かそれに関連するのは?」
「階級が高いのが多かったような」
「階級が高いか。うん?銀英伝の第8次イゼルローン攻防戦か!?」
「第8次、えっと、どれでしたっけ?」
「ガイエスブルグ要塞を持っていってケンプが戦死する奴だ」
「ああ、あれでしたか!!引っかかっていたのはそれですか!!」
要塞と空中戦艦の差はありますが、シチュエーション的にはある程度類似しています。この場合、我々は帝国側ですから
「盛大な負けフラグですか」
「ちょっと幻晶騎士と貴重品を降ろすように通達してくる。あと、脱出艇も作ってくる」
「最初からぶつけに行きますか」
「一応、ザメルと一基だけ持ってきてる大型のダインスレイブを叩き込んでみる。無理そうならぶつける」
「そうしましょうか。その、費用はこちらで持ちますから」
「ああ、うん、物納の分割払いとかでいいから」
物納の分割払いで良いとは太っ腹ですね。
「総員に告ぐ、間もなく本艦は敵との交戦予定空域に到着す
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