Knight's & Magic & Carrier 6
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だ。基本的にはオレ達で敵本隊を引き付けておいて、北と南で首都を強襲する形になるだろう」
そのために飛行船は北と南に優先して配備されている。中央の本隊には特機戦力を集めてある。イカルガ、トールギスF、グリッターファルセイバー、グルンガスト、ムスペルヘイム、ザメル3機、銀凰騎士団、近衛騎士団とカスタマイズされたレーヴァンティア。負けることは許されない。
「また激戦区送りか。オレ達、いつも貧乏くじを引いてないか?」
「貧乏くじを引くわけ無いだろう。大きく飛翔するためのちょっと高い目の踏み台なだけだ。その分、予算や資材を多く優先的に回してもらってるんだからな」
「何処かの誰かのせいで火の車だけどな。あと、修羅場が多すぎる!!」
「前回はともかく、今回はジャロウデクの盗人共に言え。飛行船の技術でオレは許すけどな」
夢を実現させるための技術の一端を寄越してくれたのだ。名前ぐらいは覚えてやっても良い。
「よし、調整できたな。次はグルンガストの調整か。若旦那はツールボックスに慣れたのか?」
「何回か派手に墜落してたぞ。まあ、旦那はタフだからすぐに復帰するからな。むしろツールボックスの方が耐えきれるかどうか」
「元がカルダトアだからな。しかも初期ロットの。この大戦が終わったらスクラップ行きだろうな。所詮は実験機だから、モスポール処理を施してまで残しておく必要はない」
愛着がないと言えば嘘になるが、実験機として割り切っていたから遊び倒した。だから、玩具の一つが壊れたという感覚が強い。
「トイボックスは置いてきたんだよな」
「1機も残さないと練習ができないからな」
むぅ、予備機も全部改造してしまったな。スクラップのレスヴァントをスコープドッグのように継ぎ接ぎで一機修復するか?いや、新造するほうが早いな。
「トール、調整が完了しましたよ。トールが舵を取るんでしょう!!」
「当たり前だ!!総員、全機構のチェックを行え。完了次第、ムスペルヘイム改の処女飛行だ!!」
この一回きりの遊びのために艦橋前の甲板に操舵輪を用意したんだ。しかも飾りじゃないんだよな。ちゃんと操艦できるように頑張ったのだ。……エルが。オレは書類と戦ってたからな。
「戦力は整いましたか。北と南も三日で準備が整うと。イレブンフラッグが壊滅的な被害を受けたというのは?」
「あのがめつい国にしては珍しく情報がダダ漏れでした。何でも竜にやられたと」
「竜、ですか」
すこ〜し、嫌な予感がしてきました。
「情報を集めた結果、飛竜船とでも呼べば良いのでしょうか?飛空船を武装させて、竜の形を模しているようです。ただ、性能も竜と読んで差し支えないかと」
「とはいえ、ダインスレ
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