第59話:久しぶりの人装
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ンが着てる奴を俺にも着て欲しいとか?」
「…………」
大輔の言葉に無言で頷くヒカリ。着て欲しいと彼女の目が言っている。
「いや…でも…」
「大輔君…」
上目遣いで懇願するように見つめると大輔は折れてくれた。
「全く…分かったよ。ヒカリちゃんの我が儘に付き合うよ」
口では呆れたように言いつつも、大輔のヒカリを見つめる目は優しい。
「やった♪なっちゃん、魔法で服を作って!!」
「分かった♪」
ヒカリは嬉しそうになっちゃんに服を頼み、こうして大輔はヒカリが満足するまで着せ替え人形に。
「大変だな、大輔…」
着せ替え人形にされている親友に苦笑する賢。
「大輔君、次はこの服を着て!!」
「分かったからそんなに焦らなくても…」
「ふふ…本当に良い傾向だわ」
空は苦笑しながら2人を見つめた。
ヒカリの目が輝いているのが分かる。
自分の要求を真っ直ぐに伝えるのは以前のヒカリはしなかった…いや、出来なかった。
「きっかけがあれば変わるのね…あんた達にもきっかけが来ればいいんだけどね」
絶望し、大泣きしている恋人と幼なじみに苦笑しながら空が言う。
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