第二章
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にだ」
「この娘を狙っていますね」
「そうだな、そしてだ」
少女を見つつだ、日毬はさらに述べた。
「出て来るのはな」
「この山ですね」
「異形の者達が出て来るのはこの山の方だ」
日毬は今度はその山を見て千歳に話した、千歳も今は山を見ている。
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