第78話
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午後5:10―――
リィン達が演習地に戻ると[組、\組ともに演習の後片づけ等をしていた。
〜演習地〜
「わあああ〜〜っ、まさかサラ教官にアンちゃんと会えるとは思わなかったよ〜!」
「御二方ともあれからまた、素敵になられましたわね♪」
サラ達と対面したトワは喜び、アルフィンは微笑んだ。
「ふふっ、トワや皇女殿下達も久しぶり。」
「その教官服も素敵じゃないか。フッ、さすが私のトワだね♪」
トワを誉めたアンゼリカがトワに抱きついた。
「も〜、アンちゃんってばぁ。」
「クスクス…………相変わらずねぇ。」
アンゼリカの行動にリィン達が冷や汗をかいている中トワとレンは苦笑していた。
「それと勿論、アルフィン皇女殿下やエリゼ君のメイド服姿、それにレン君の教官服も素敵だよ♪特にエリゼ君は普段とは違うメイド服だから、新鮮さが増してただでさえ魅力的なのが更に魅力的になっているね♪」
「フフ、お褒めに預かり光栄です。」
「むう…………レン教官は”君呼ばわり”するのに、わたくしは未だ”皇女殿下呼ばわり”なのは納得できませんわ。特にわたくしの場合、リィンさんに嫁いだ事でレン教官と違って”皇女”ではなくなっていますのに。」
「クスクス、もしかしてジェラシーかしら?リィンお兄さん、油断していたらアルフィン夫人に限らずリィンお兄さんの大切なレディ達がアンゼリカお姉さんに”寝取られている”かもしれないわよ♪」
「ハハ、肝に銘じます。」
アンゼリカの賛辞にエリゼは静かな笑みを浮かべて会釈をし、不満げな様子でいるアルフィンを見たレンは小悪魔な笑みを浮かべてリィンに指摘し、レンの指摘にユウナ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中指摘されたリィンは苦笑しながら答えた。
「クク、しかし旧Z組の担任がまさかA級正遊撃士だったとはなぁ?」
「フフ、それはこちらの台詞でもあるけどね。それにしても…………野獣系のオジサマか…………今まで出会った素敵なオジサマ達の中にはいなかったから新鮮味もあって、より魅力的に見えるわね…………」
「え、えっと………サラさん?ご存じとは思いますけど、ランドロス教官は既婚者ですわよ?」
興味ありげな表情を浮かべているランドロスに苦笑しながら答えたサラは真剣な表情でランドロスを見つめ、それを見たセレーネは冷や汗をかいて苦笑しながらサラに指摘し
「ぐっ…………そういえばそうだったわね。」
セレーネの指摘を受けたサラは唸り声を上げたが
「フッ、ですが彼の”立場”を考えるとリィン君のように侍らすレディが一人増えてもおかしくない立場ですから、可能性はあるのでは?実際彼の”相方”はリィン君が侍らしているレディ達の数を超えるレディ達を侍らしているのですから。」
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