第78話
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んだって?」
「ハハ、俺達は大したことはしていませんよ。厄介な人物達――――”赤の戦鬼”と”紅の戦鬼”はカーリアン様達が相手してくれた上、ヴァイスハイト陛下達――――”六銃士”と共に”赤い星座”の猟兵達を制圧しただけですから。」
「それでも二大猟兵団の片翼であるあの”赤い星座”を制圧しただけでも大したものよ。――――そういう訳でテロリスト関連で旧共和国領のギルドもエレボニア(こっち)と同じくらい忙しいそうなのよ。まあ、あっちはあたし達と違ってメンフィル・クロスベルの軍や警察と協力体制を取っているらしいから、あたし達よりは楽でしょうけどね。ちなみに特務支援課のリーダーも旧共和国領でのテロリスト関連の捜査の応援の為に今は旧共和国領で活動しているとの事よ。」
アンゼリカの言葉に苦笑しながら答えたリィンに称賛の言葉を贈ったサラは意外な話を口にした。
「まあ、ロイドさんが…………」
「特務支援課のリーダーとして培ってきたロイドの捜査官としての実力を考えたら、ロイドも捜査に加わる事は当然だろうな。しかしそうなると、キーアは寂しい思いをしているだろうな…………」
「そうですわよね…………せっかくルーレの出張から帰ってきたばかりですのに…………それにエリィさん達も寂しいでしょうね…………」
セレーネはリィンと共にキーアの顔を思い浮かべた後ロイドと恋仲の関係であるエリィ達の顔を思い浮かべた。
「”寂しい”で思い出したけどリィン。君、アリサがトールズを去ってからは直接会う事はしなくてアリサに寂しい思いをさせて、その反動で先月の特別演習で再会した時にあのメイドや新Z組の生徒達の目の前で躊躇いもなくディープキスをさせたそうね〜?」
「う”っ…………何でサラさん達がその事を…………って、大方情報源はシャロンさんなんでしょうね………」
「シャロンさんが生き生きとしたご様子でサラさん達にお兄様とアリサさんのラブシーンを面白おかしく伝えている所が目に浮かびますわよね…………」
からかいの表情を浮かべるサラの指摘に唸り声を上げたリィンはサラにからかわれる原因となった情報を教えた人物について心当たりがあった為、その人物であるシャロンの顔を思い浮かべて疲れた表情で肩を落とし、セレーネは苦笑していた。
「ハッハッハッ、あのアリサ君にそこまでしてもらえたんだから、むしろ役得だと私は思うけどね♪」
「ハハ…………そうですね。アンゼリカさんは…………大陸一周のほうはどうでしたか?」
「ああ、正直色々あって語りつくせないくらいでね。特に東部は―――いや、日が暮れそうだから止めておこう。また別の機会にトワたちを交えて話させてもらうよ。」
「ふふっ、勿体ぶるじゃない。…………確かに色々聞くけど。」
「(
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