第78話
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しているくらいよ。」
「ふふ、話によれば何でもリィン君達がかつて所属していた例の支援課のリーダーに加えて”アルカンシェル”のあの”月の姫”とも共闘したとか?」
リィンとエリゼに感謝の言葉を述べられたサラは苦笑しながら答え、アンゼリカは興味ありげな様子でサラに訊ねた。
「ええ、二人ともさすがはクロスベルの修羅場を潜り抜けてきただけはあって、相当な使い手だったわ。」
「クク、特務支援課はオレサマやヴァイスハイトも一目置いている程の相当な使い手だぜぇ?なんせ連中は2年前のクロスベル動乱を解決する為に”紅の戦鬼”、”風の剣聖”、”赤の戦鬼”、”鉄機隊”に加えてまだ結社に所属していた頃の分校長殿も退けた事があるんだからな!」
「まあ…………」
「ええっ!?あ、あの分校長まで…………!?」
「特務支援課の皆さんはそんなにも多くの強者達を退けてきたのですか…………」
「ハッ、あの化物分校長まで退けるとか見た目とは裏腹にとんでもない化物連中みたいだな。」
「ちょっと、アッシュ!”見た目とは裏腹”とか”化物”とかロイド先輩達に失礼でしょう!?」
サラの説明を捕捉したランドロスの説明にミュゼとトワ、クルトは驚き、アッシュの言葉を聞いたユウナはジト目で指摘し
「”赤の戦鬼”って誰?」
「”赤の戦鬼”シグムント・オルランドとは”赤い星座”の副団長にして”紅の戦鬼”の父親でもあります。―――最も彼は2年前の”碧の大樹”で”特務支援課”に敗北後、レン教官に”止め”を刺されて暗殺された為既に死亡していますが。」
「ふえええっ!?」
「クスクス、随分と懐かしい話ね♪」
ゲルドの疑問に答えたアルティナの答えにトワが驚きの声を上げている中レンは小悪魔な笑みを浮かべ、その様子を見たリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「さてと…………あたしたちもそろそろ新海都に行きますか。今日の宿を取る必要もあるし。」
「既に連絡はしたが…………私も城館に顔を出さないとな。」
「あ、それじゃあ送るね。」
「俺も送ります。――――みんな、今日はお疲れだった。明日も早いだろう。夕食をとってレポートをまとめたら早めに休むといい。」
その後一端解散したリィンはセレーネやトワ、アンゼリカやサラと共に演習を終えた生徒や教官達に声をかけて演習地を回った後新海都へと向かうサラ達を途中まで同行する為に出入り口に停めている導力バイクに近づいた。
「それじゃあアンちゃん、サラ教官も帰りは気を付けてくださいね。」
「ああ、また会おう。」
「世話になったわね、トワ。」
「俺とセレーネも途中まで送っていきます。少しやる
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