第50話:あっさり終わる聖石編
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けたため、よく生きているなと自分で自分のタフさに感動さえしたものである。
「…………グググ…仕方ないわね、今回だけは負けを認めてあげるわ!!でも次は勝たせてもらう…覚悟しなさい選ばれし子供達!!」
「アルケニモン…今回だけって…俺達は負けっぱなしなんだぜ…」
「うるさいわよ!!」
「へぼおっ!!」
アルケニモンの鉄拳がマミーモンの顔面に炸裂した。
取り敢えずアルケニモンとマミーモンをデジタルワールドから追い出すことが出来たのである。
そして大輔達は。
「皆さんのお陰で、無事営業が始められます!」
「チャーシューメン!」
デジタマモンの中華料理店にて、デジタマモンとバクモンが、嬉しそうにそう言った。
「ささやかですが、私からのサービスです」
子供達の前にあるのは、積み重なって小さな山を作った中華饅だった。
【頂きます!!】
「ああ!それ私が狙ってたのに!むごおっ!!?」
「代わりにそれ食ってろ」
「大輔さん!!京さんが喉を詰まらせて顔が真っ青になってます!!」
「すみません、水!!水を下さい!!」
大輔が手に取ってかぶりついた中華饅を狙っていた京が大輔に突っかかるが、大輔は1つの中華饅を掴んで京の口にねじ込むと、戦闘不能状態にする。
伊織とタケルが段々青ざめていく京を見て慌てて水を取りに向かう。
「それにしてもホーリーストーンは全て守り通せたな。」
「うん、あ…大輔君。口元に…」
口元の食べカスを拭うヒカリ。
「え?あ、ありがとうヒカリちゃん」
「ああ!!それ俺が取ろうとした中華饅なんだぞ!!」
「早い者勝ちよ!!」
「くっ、どうやらお前とは決着をつけなきゃいけないようだな白鼠!!」
「上等よ!!どっちが格上なのかあんたの体に覚え込ませてあげるわ、この青蛙!!」
「2人共頑張れ〜!!」
「ナツ…あまり煽るな」
ブイモンとテイルモンの喧嘩を煽るなっちゃんと溜め息を吐きながら諫めるブラックアグモン。
「何だかブイモンとテイルモン。凄く仲良く…なりましたか?」
「お前なんかお前なんかお前なんかお前なんか」
「あんたなんかあんたなんかあんたなんかあんたなんか」
互いの頬に拳をめり込ませながらグリグリする2匹にホークモンが冷や汗を流しながら呟く。
「ふふふ…あれが今の2人の友情表現なんだよ。並行世界の喧嘩友達だった2人に影響を受けたようだね」
「並行世界ですか?」
「僕達が冒険した世界はこことは全く違う歴史を歩んだ世界なんだ。向こうのブイモンとテイルモンは会う度に喧嘩三昧だったらしいし」
伊織の疑問に賢が説明する。
「僕達は?」
「
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