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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 ーそれぞれの愛情ー
赤翼の貴公子 ーその2ー
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のようなものを渡す。手帳の表紙にはデカデカと赤文字で『助っ人帳』と書かれておりよく見ると端の方に小さな文字で『パシリ帳』とも書かれていた。

「こ、これは?」

「タイトルの通りよ。大和君には生徒会の代表として指定部活動への臨時部員として助っ人に行ってもらってるの。ほら大和君、頭もいいし運動神経だっていいでしょ?」

楯無の説明を聞きながら空はペラペラとページをめくっていく。助っ人帳のページは一ヶ月先の予定まで書き込まれており前のページの欄には『済』の判子が大量に押されていた。

「えーと…僕の記憶が正しければ大和君は確か料理部所属だった筈では……」

「そうよ。やっぱり生徒会と部活動はちゃんと両立しなきゃね」

まるで他人事の如くニコッと微笑む楯無。本来なら見惚れなければならない筈の笑顔のなだが今回は寧ろ恐怖を感じた。

「丁度いい。空、お前も助っ人になれ」

「え? 悪いけど僕も色々と忙しいからーーー」

「モモとのデートスポット考えてやる。ついでに毎回おまけも付けるぞ?」

「乗ったよ大和君。今丁度暇になった」

助っ人という名の奴隷の苦労も知らず二つ返事で承諾した空。
今日もIS学園は平和である。




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