対談の末に
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横島の前に現れた神族と魔族は
話し合いのために椅子とテーブルを用意した
『まずはお茶をどうだ』
『横島さんお菓子もいかがですか?』
かなり和やかなムードの2人に対して
横島も警戒を解くまではないが先程よりは
落ち着いた雰囲気になってきた
『お前達は何故ここまで俺に構う?殺すつもりで来たのではないのか?』
『神族にとってもあなたの死を望むのは本望ではなかったのです』
『魔族としてもだ』
驚いた横島だったが2人の真剣な眼差しに
何かを感じとったようだった
『しかし命を狙われたのも事実、これからどうするつもりですか?』
『狙われたら戦うしかない、だがそれも疲れた』
横島の酷く暗い声に恐怖さえ感じる
『そこで提案なんだが』
『私達は選んでもらいたいのです』
『何をだ?生きるか死ぬかってことか…』
少し霊力と魔力を高める
『違います、力を抑えてください』
『殺し合いは望まんと言ったはずだ』
『信用しろと言うのか?散々狙われたんだぞ』
『『すいません』』
横島としても全てを信用しろと言われても
無理だった
そこまで追い詰められているのだった
『それで結局どうしたい?』
『それなんですが、1番信用できる仲間を選んで貰えんか?』
『神族でも魔族でも構いません、もちろん人間や妖怪でもいいんです、あなたは人間には全くモテませんがそっちの世界ではモテモテですから』
『余計なお世話じゃぁー所詮男は顔と金かぁ』
昔の馬鹿な頃に戻った横島だった
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