暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
ある学校の階段の怪談
Part.3
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た。

「…………」

「…………」

「……ねぇ、蘭」

「うん……やっちゃったね」

「私これで自分がどれだけ校則違反しちゃったのかわかんなくなっちゃったんだけど……」

「私もだよ。まさか、今更になってこんな校則が出てくるとは思わなかったし」

「というかそれ、小生と我那覇氏が一番まずくないでヤンスか?」

「1階で教室に入っちゃったもんな自分たち。たしか入ったのは前からだったけど、出るのも前で校則違反だったぞ」

「で、2階は……ああダメでヤンス。思い出せないでヤンスよ」

 まぁまぁ、今更ながらの後悔はこの辺にしておきましょう。大丈夫ですよ、まだ何にも起こっていないんですから。探索している2人は他に教室のどこかを探索しますか?

「黒板を調べる」

「じゃあ私はロッカーを」

 蘭から行きましょう。黒板を調べるんですよね。あなたは後ろの黒板の端っこに何か書かれているのを見つけました。小さくて読み取れません。

「スマフォを取り出して写真を撮って、それで拡大して読む」

 本当に《目星》振ろうとしないですね。いいですけど。
 『屋上の像は怪物の腕。あれさえ壊せば救われる。屋上にさえ上がれれば……』と書かれていました。

「よし、確定する情報が来たわね」

 では永琳のシーン。掃除ロッカーを調べるんですよね? では《幸運》……はいいです。滝谷から情報がきていると思いますし。開いていてもそこにあるのはモップや箒、塵取りにバケツ、雑巾だけで田中の姿はありません。

「田中……どこにいったのかしら。もしかして屋上?」

「永琳どう? 田中君は……」

「いないわ。滝谷たちの方もいなかったらもう屋上しかないわね」

「そっか……。ね、ちょっと見て。あの黒板に書かれていたんだけど……って感じで永琳にスマフォを見せる」

「……つまり、アレね。読み通り、その彫像を壊せってことね」

「そういうこと。行きましょう。早く壊して田中君見つけ出して帰ろうよ」

「そうね。私は教室の後ろ側のドアを開けて教室から出るわ」

「私も続いて教室から出てドアを閉めるよ」


 探索終了ですね。
 では両チームとも探索が終わったということで合流しましょうか。




     ――To be continued…
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