暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
猛反撃〜
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「まだメダルはある…!!」

怒り狂ったシンがメダルを交換しようとユウキの力を解除した瞬間だった。一筋の閃光が駆け抜けたのだ。

「フラッシング・ペネトレイター!!」
「ぐぁぁ!?」

アスナだ。回復した彼女が助走をつけての突撃を放ち、それがシンの腕を大きく弾き飛ばし、メダルをその手に奪う。けど今のスピードは…

「私の譜歌とシェリアの強化を使ったのよ」
「ティア、シェリア!」

二人が駆けつけており、同時に俺たちにも回復と強化を与える。そしてシンはアスナを睨み付ける。

「貴様ぁ!!」
「アスナっ!」
「っ…!」

アスナが手に持ったメダルと細剣を握り締めた時だった。突如メダルが光り、それがアスナを包む。光が収まると、まるでユウキのカラーをそのままコピーペーストしたかのようなアスナが立っていた。

「これは…!?バカな!?僕以外には使えないはず!」
「…ははっ、シンさんよぉ。随分設定がガバガバじゃねーか」

咲が愉快そうに笑う。後ろにいたユウキは絶句していたが。

「ねぇ…ちゃん」

ユウキが自然と漏らしたその言葉に、何の意味があったのかは定かではないが…アスナは構える。

「はぁぁぁぁ!!」
「調子に乗るなぁ!!」

アスナの一撃をシンが光の刃で防いでいく。メダルの力を失ってもなおシンの力は強く、アスナの攻撃は弾かれていく。

「チッ!ダーク…うお!?」
「猛虎…ぐぅ!?」

俺たちが援護しようと構えた瞬間、光の矢が飛んできた。振り向くとそこにいたのは…シンだ。

「なにっ!?」
「くくく…僕は一人だけじゃないのさぁ…!平行世界から呼び出した傀儡を器に僕の力を乗り移らした!勘違いするなよ、これらすべてが僕だ!!」
「また面倒なことを…!だけど、ならば全て倒せばいいだけだ!」

俺と咲は踏み込み、新たなシンに立ち向かう。…どうやら様々な所でシンとの決戦は始まっているようだ。…頼む、みんな…!



















アスナ〜

「くっ!」

段々と威力を増すシンの一撃にわたしは押され始める。

「ほらほら、アスナちゃん!このままじゃ死んじゃうよぉ!?なんなら命乞いすれば命は助けてあげようか!その時はオベイロンとは比較にならない痛みと屈辱をあげるけどねぇ!」
「…最低…!!」

目に見えた挑発は乗らないように…その時だった。

「はっ!霊貴!!」
「セヴァードフェイト!」

二人のナイフがシンに迫り、シンは舌打ちをしながらそれを弾き、距離を取る。…ここが、好機だと直感で感じた。

「シェリア、ティア!!」

「ええ!」

二人が構え、それをシンに向かって放つ。

「泣いて謝って
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