大神村の怪異
Part.Extra
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名で開催されていて、その内3人が行方不明となっていることが最近になって判明しました。届出がなかったものやツアーとの因果関係が不明なものを含めればもっと多い可能性があります。
「九頭竜会とは具体的にどんなオカルト団体なんだ?」
どこにでもある普通のオカルト団体だと思うことでしょう。その会員の中に、この大神村の村長もいるらしく、その伝手でこのツアーが開催されるようになったようです。
「第1回ツアー客の詳細は?」
記録が残っていないようです。
「管理がなっていないな。仕方がない。失踪者リストと第1回ツアーの開催日時を照らし合わせてみる。何かわからないか?」
わかりませんね。失踪者なんていくらでもいますから。
「だよなぁ。このホラーツアーが開催される村……大神村について調べよう。まずはインターネットで調べる。えっと、何県にあるんだ?」
うーん、埼玉県ってことにしといてください。
「どこでもいいようだな。じゃあ『埼玉県 大神村』で検索してみる。なにかしら出てくるだろう」
そう調べても、何も出てきません。
「おかしいな。他に大神村についてわかることはないか? ツアーのチラシからでもいい」
人狼伝説のある村、とは書いてあります。
「じゃあ『人狼伝説 大神村』で検索だな」
ホラーツアーの情報は出てきました。それ以上の情報は何も出てきません。
「どういうことだ、おかしいぞ。埼玉県に向かう。役所にだ。大神村について職員に訊いてみる」
職員の人は少し眉を顰めたのちパソコンに向かいます。1分もせずに困ったような顔で対応されました。そんな村は県に登録されていません、と。
「そんなことはないだろう。GM、ホラーツアーのチラシには当然行われる場所の住所が掲載されているはずだ。その住所を見せて問いただす」
確認しますと職員の人が奥に行って数分後、困ったような顔をして戻ってきました。確かにこの住所は存在するものでしたが、そこは山奥で人は1人も住んでいないとのことです。電気も水道も通っていませんので、生活なんて成り立つはずがないと言います。
「本当に怪しい村だな。実際にこの村の住所に向かってみる」
《ナビゲート》で判定してください。
「《ナビゲート》は初期値だから無理だ。ファンブル出して遭難する方がマズい。近くまで行ったがわからないから引き返したことにしていいか?」
それでいいですよ。
「他に調べられることは……特にないな。俺の行動はこれで終わりにする。あとはツアーが始まるまで待つぞ」
了解しました。それでは遊星の個別オープニングを終了します。
不動 遊星 秘密:『潜入捜査官』
あなたは潜入捜査官だ。
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