大神村の怪異
Part.7
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ていた薙刀らしいわ。多分、照合したり、ルミノール反応で調べたり、DNA鑑定や指紋とかを調べれば一発で捕まえられるわ。でも、この村でそんなことは出来ないしねえ」
「思えばあの村長が人狼だ何だって言ったからこんな展開になっちまったからな。どう考えてもあいつが怪しかったわけだ」
「でも動機が全くわからないねい? どうして内藤さんを殺した? 内藤さんはどうして自分が殺されたのか言ってなかったかい?」
「わからないって言っていたわ」
「犯人も凶器もわかった。だが、今すぐに叩きつけられる証拠と、動機が分からないな。これじゃあこの状況で村長を捕らえられない。むしろ人狼とみられて逆に処刑される可能性がある。こっちは6人で向こうは7人だ。どうあっても勝てない」
「……GM! 占いよ! 《芸術(占い)》で判定するわ!」
いいですよ。ではレミリアは持ち物のタロットカードを取り出して準備を始めます。
「ん? どうしたレミリアさん」
「……占いよ。どこを調べたら証拠があるか動機がわかるかを占うわ。あ、これPL発言なんだけど、私3回まで《芸術(占い)》を使えるのよ。成功したら情報が来るわ」
「バスの中のアレもそうだったのか?」
「ええ。どうやらあれは成功したみたいね」
はーい。ダイス目は公開しません。
レミリア《芸術(占い)》80 → 53 成功
ではレミリアは村長の家を探索すべきだという啓示を得ました。
「村長の家を調べたらいいかもしれないわね……ってこれ占いする意味ないわ。普通のこと言ってんじゃない」
「お、おお? 普通のことを言ってる」
「だがその通りだねい。よし、みんなで村長の家に向かうか」
「待て、待ってくれ。ここだ。ここで俺も秘密公開だ」
「うん? ここでかい?」
「ああ。俺が刑事だってことは知っているな? 実は俺は潜入捜査官としてこのツアーとこの大神村についての調査をしていたんだ」
「潜入捜査? 確かこのツアー2回目よね? 1回目に何かあったの?」
「ああ。実は1回目のこのツアーに参加した客のうち3人の消息が途絶えているんだ。参加した日から、だ。捜索願いが出されていないものを含めるとさらにいるかもしれない。俺はこのツアーで何かが起こったんじゃないかと思って参加者として潜入したんだ。俺が旅行から1日経っても帰って来なかったら助けに来るように部下に伝えた。だから明日か、明後日には助けが来る」
「ああ……なるほど。そういう秘密ね」
「俺はここにいるみんながまともな人間だということを信じる。だからこのことを打ち明けた。もう隠し事は無しだ」
「他に何か掴んでいる情報はないのか?」
「知っていることはこのツアーでやとわれたバスの
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