大神村の怪異
Part.6
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わかってくれるなら充分よ。GM、私の秘密を公開するわ。実は私ね……この村の伝説にある降霊術師のような能力を持っているのよ」
「……え?」
「そっち?」
「え、何よこの反応。どういうこと?」
「いや、てっきりマジモンの占い師だと思ってたからよ。霊媒師の方だったのは少し意外だったんだよ」
「……で、信じてくれるの? どうなの?」
「私は信じますよ、お嬢様」
「ありがとう、咲夜。黙っていてごめんなさいね」
「私などに頭を下げる必要はございません」
「で、他のみんなはどうなのかしら?」
「……信じられないな。信じられないが……今までのあんたの行動からあんたは俺たちの味方と考える。だから一応、信じる」
「もうこうなっちまった以上、殺されないためにはこういう発言は信じる以外ないんだよなぁ。ということで信じる」
「私も信じるぜ」
「意外とすんなり受け入れられたわね。大賀さんはどうかしら?」
大賀美穂は戸惑った様子でレミリアに言います。
「ほ、本当に降霊術師なら……寝たら死んだ人と会えるんですよね? なら今すぐに寝て、内藤さんに会ってくださいよ。内藤さんなら犯人を知っているでしょう?」
「ああ。そうね。そうよ。だから私は今から寝て、内藤さんと話してくるわ。それまでの間、私のこと守ってくれるかしら? 無防備になっちゃうから」
「……そういうことか」
「ええ。こう見えて私はあなた達を信用しているのよ。あの状況で冷静に物事を見て、どう考えても狂気の沙汰とも思える処刑の儀に賛同しなかったあなたたちをね。私はみんなで無事に帰りたいの。もう誰かが死ぬなんてまっぴらなのよ。だから、今から私が犯人を突き止めるから、6時までに証拠とかをすべてそろえて真犯人を捕えましょう」
「……そうだな。今ので俺はあんたを信用することに決めた。やりかたはオカルト染みていて俄かには信じられないがそれでも構わん。目の前で人が殺されるのを黙って容認するよりかはマシだ」
「安心しな。私は強いからねい。扇子を取り出して扇ぐ」
「俺も一応、自分で守る手段はある。任せな」
「私はお嬢様にすべてを捧げております。ご安心ください」
「ありがとう、みんな。というわけでGM、私は寝るわ。能力も使う」
了解しました。では10分ほど経ち、レミリアは夢の世界へと旅立ちました。
――To be continued…
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