大神村の怪異
Part.6
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館の女将の7人です。
「……決まったようだな。遊星さん、あんたもいいな?」
「……決定事項だからな。もういいさ」
「はぁ、じゃあ殺し合いをするのね」
「気になったんだけどねい? 降霊術師とか看破術師とかどうすんのさ。いないと流石にキツくないか?」
その咏の質問には村長が答えてくれます。
「文献によると各術師の能力は処刑の儀が決まって数時間以内に覚醒するらしいのですじゃ。もともとそういう能力を持っていた人もいた、という記述もございますが」
「……レミリアさん。あんた、本当に占い師……看破術師じゃないのかい?」
「違うわよ。私は看破の術なんて持っていないわ(降霊術ならあるけどね)」
「では、処刑の儀の取り決めを説明させてもらいますじゃ」
処刑の儀のルールをここで説明します。
朝7時と、夜7時に全員中央会館に集合すること。朝7時には生存者を確認し、夜7時に誰を処刑するのかの会議を開く。処刑者は決まった瞬間、隣の2番の部屋で処刑される。
夜はしっかりと自分の部屋で寝ること。
防衛術師の防衛術は部屋全体、その主の身を護るだけなので、1つの部屋に集まっていても意味はない。絶対に1人で寝るようにすること。
以上です。
「それだけか。簡単っちゃ簡単だな」
「みんなで固まって交代交代で寝ればいいだけの話のような」
「咲夜、もう私たちはこの儀式に乗っちゃったのよ。素直に従いましょう。私たち人狼の容疑かかっちゃっているんだから」
じゃあその……探索とかします? 特にないようであるなら夜7時まで飛ばしますけど。
「探索って……あと私たちが探索していない場所ってどこでしたっけ?」
普通の家、崖、墓地の3ヵ所です。
「俺は調べない。気になりはするが、行く気がない」
「私もないかねい」
「俺も特には」
「私はお嬢様に従います」
「私もないわ……でもね。みんな、旅館の私の部屋に集まってくれる? あと大賀さんも私の部屋に呼ぶわ」
「ん? どうしてだ?」
「話があるのよ。来てくれる、かしら?」
「……わかった。行こう」
「俺も行くぞ」
「私も行こうかねい?」
「私はお嬢様に付き従うのみ」
「ありがとう。GM、大賀さんにも声をかけるけど、どうかしら?」
ええ。普通に乗ってきます。ただ処刑の儀が執り行われると聞いて精神が不安定になっていますが。
「よし、じゃあ私の部屋に全員集まってくれたところでロールプレイよ。みんな、集まってくれてありがとう。なんで私がみんなを集めたのか……理由は想像つくかしら?」
「何の話をするかはわからないが、この面子が儀式反対派だってことはわかる」
「それだけ
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