クロノスを喰らうもの
Part.10
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戦闘ラウンドに突入しますが、その前に色々と確認しておきましょう。各々やりたいことがあるでしょうからね。まずは2体の空鬼のステータスを決定します。(コロコロ)……はい、決まりました。公開します。
空鬼A/残忍な悪意
STR:23 CON:19 POW:8
DEX:9 SIZ:22 INT:7
耐久力:21 DM :+2D6
空鬼B/残忍な悪意
STR:19 CON:21 POW:11
DEX:9 SIZ:18 INT:6
耐久力:20 DM :+1D6
「こいつらも充分ヤバいステータスだな。あの婆さん、やけに強い空鬼を従えていやがる」
次に理子と智代、それから理人くんの《DEX》を開示します。理子が8、智代が6、理人くんが9です。
「全員ひっくいな」
えー、なお智代は2体の空鬼を従わせる呪文【空鬼の従属】を唱え続けているため一切の身動きが取れません。しかし理子の場合、現在【その者の招来】を唱え続けていますが、《回避》《受け流し》といった技能は使うことができます。攻撃することは出来ませんけどね。
また召喚された空鬼は理子と智代を守る行動……先程の叡史に従っていた子供たち同様《庇う》を持っています。
以上のことを踏まえ、行動してください。この戦闘の結果次第でエンディングが決まりますのでくれぐれも慎重に、よく考えて行動することをお勧めします。
「あたしは空鬼と戦闘するよい」
「俺も空鬼と戦闘するぞ! 俺はどうしても奴の肉が食いたいんだ! 祝福されし短剣を構えて戦闘に参加する!」
「ボクも空鬼と戦うよぉ! 空鬼のステーキかぁ、どんな味なのかなぁ、楽しみだなぁ! 杖をぶんぶんと振り回す!」
「空鬼はあのバカどもに任せるとして」
「あたしも馬鹿どもの中に入れるのはやめてくれないかい?」
「はいはい。まぁ、これで【その者の退散】を使って対抗することはほとんど不可能になったな。この呪文の内容を知っているのは私と遊星くんと京楽警部だけだ」
「あ、本当ですね。私読んでいませんし」
「ダメ元で聞こうか。GM、理子くんの《POW》と《MP》はいくつだ?」
んー……まぁ教えてもいいでしょう。どちらも50です。
「50!?」
「ボクたちが大丈夫だったとしても成功率は低かったねぇ」
「やはり呪文を使って対抗するのはミスリードだったな。そもそも成功したとしても、もう1度【その者の招来】を使われたら元も子もない」
「あ、そういえばそうですね」
「ということでそれ以外の方法で何とかしてこの儀式を失敗させるしかない」
「うーん……とりあえず、ボクたちが空鬼を引き付けて、古美門くんたちが理子ちゃんのもとに駆け付けてなんやらかんやらする。それでい
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