クロノスを喰らうもの
Part.8
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るらしいし、それを見つけ出すことができればあいつとの戦いを有利に進められるな。それに儀式の場所もわかった。これで理子ちゃんの所に行けるぞ」
というわけで遊星のシーンはお終いです。今度はガラス棚を調べると言っていた京楽のシーンです。
「ガラス棚に対して《目星》」
京楽 《目星》80 → 80 成功
特に目ぼしいものは見つかりませんでした。
「なんだ。無意味だったか」
はいでは金庫組行きます。
「《鍵開け》を使用する」
補正無しでどうぞ。
古美門《鍵開け》70 → 39 成功
無事開錠できました。
「金庫の中には何がある?」
32口径リボルバー1丁と【クロノスの魔弾】12発、そして【祝福されし短剣】が5本です。
「ああ。多分それであいつを撃退するんだろうな。でも肝心の【禁縛の宝珠】はないか。とりあえずみんな探索に終わったと思うし、日記があったことを伝えよう。《SAN》チェックもないし、咲夜も来て目を通してくれ」
「そうですね。わかりました」
「リボルバーと弾丸はあたしが持っておくよ。技能取っているからねい。短剣はみんな1本ずつ渡しておく」
では皆さんがパソコンの情報を共有したところで、閉まっていた校長室の扉がガチャリと音を立てて開かれます。
「申請します! 私はそれに反応して校長室の端っこ、窓からも遠いところに理人くんを連れて移動します!」
「あたしも戦闘態勢になっておく」
「私は刺股を構える」
「ボクも杖を構えておこう」
「俺だけ素寒貧か。短剣を構えるわけにもいかないし、とりあえず立ち上がっておこう」
反応早いですね。流石パラノイアで鍛えられただけのことがあります。
えー、ではその開かれた扉から校長室に小さな影が入ってきました。その正体は小さな子供。ただし目が虚ろで焦点が合っていません。明らかに正気の状態ではありません。どうやらこの【クロノスの光】で教育を受けていた子供のようです。
その子はあなた達を視界に入れると、人差し指を差しつつ声を上げます。
「あー。いけないんだー。こうちょうしつにかってにはいっちゃいけないんだよー」
「おいこら、人を指で差すんじゃない。最低限のマナーだぞ、勉強しなかったのか」
えー、その子供の声を聞きつけたのでしょう。続々と子供たちが校長室に入ってきます。勿論全員、正気の目をしていません。
「いーけないんだーいけないんだー、せーんせーにいっちゃーおー」
最初に入ってきた子供が感情の乗っていない大きな声を上げますと突如、点いていた部屋の電気が一気に消えます。部屋中が窓から差し込む夕日の薄い光によって辛うじて視界は封じられることはありませんでしたが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ