クロノスを喰らうもの
Part.8
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「お、それで校長室に入れるねい。探索するかい?」
「するぞ。ここで出してきたということは、校長室を探索した後に理子くんを追いかけても間に合うということだろう」
露骨にメタ読みしないでくださいよ。その通りですけど。じゃあ校長室に向かいますか?
「向かうよ。鍵を持っているボクが1番手ね」
「なら私が2番手だ」
「私と理人くんが続きます」
「その後ろに俺が付こう」
「じゃああたしが最後尾だねい」
「鍵を差してロックを解除。部屋の中に入ろう。【校長室】には何がある?」
【校長室】には大窓を背にするようにして部屋の奥にデスクが置かれており、両脇には普通であればトロフィーやらメダルやら、はたまた賞状やらを飾るであろうガラス棚になっています。しかしガラス棚には、平面の円に囲まれた五芒星を無理矢理立体化したような形のオブジェがずらりと並んでいます。
部屋の奥には少し大きめの黒塗りの金庫が置かれており、鍵がかかっています。
「デスクの上には何がある?」
パソコンが置いてあります。
「机の下には何かありますか?」
いえ、何もありません。
「デスクの引き出しを漁る。何か目ぼしいものは見つかるか?」
特にありません。
「このパソコンと金庫くらいのようだねい。GM、あたしは金庫を調べるよ」
「私も金庫の方に行く。《鍵開け》を持っているからな」
「じゃあ俺はパソコンだ。ようやく出番って感じだ。張り切らせてもらうぞ」
「ボクはガラス棚を調べようかな。あ、そういえばあのオブジェ見たら《SAN》チェックあるかい?」
ありません。もうさすがにそのネタで削りませんよ。見慣れてしまったということで。
「よし」
「校長室なのですからソファくらいありますよね?」
あります。真ん中の長方形のテーブルを挟むように2つ。
「私は理人くんとそのソファに座って休憩します。これ以上《SAN》値を減らしたくありませんので」
わかりました。じゃあどこからやりましょうか。遊星からやっていきましょうか。あんまり出番なかったですからね。
「よし。GM、パソコンの電源はどうなっている?」
切ってありますね。
「じゃあパソコンを起動させよう。だが当然出てくるよな、パスワードが」
はい。8ケタの暗証番号を入力しないといけません。それか《コンピュータ》で成功させてください。
「よし。《コンピュータ》は75ある。振るぞ。所持品の専用プラグインソフトを取り出して準備完了だ。行くぞ」
遊星 《コンピュータ》75 → 09 成功
ではあなたのハッキング技術により、パソコンを無事起動できました。
デスクトップにはwebカ
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