クロノスを喰らうもの
Part.7
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「仕方がないですね。なにも書かれていない部屋に向かいましょう」
「じゃあ全員で《聞き耳》だな」
あ、ではあなたたちが何も書かれていない部屋の前で《聞き耳》をしようとしたその時、
「何か御用かしら? 鍵は開いているし、ここには私しかいないから聞き耳なんて立てずに入ってきてもいいわよ」
という女の子の声が聞こえてきます。(コロコロ)……ちなみにその声が一体誰なのか、チーム古美門の4人に心当たりがあります。
「……何もしていないのにこちらの行動を先読みしてきた。ということは」
「ここに居るみたいですね、あの子」
ああ、そうですそうです。この奇妙な体験を初めてした京楽と理人は0/1の《SAN》チェックです。
「ん、申請するよ。ボクは旧校舎跡で先生たちと情報共有している。つまり理子ちゃんの能力を知っている」
《SAN》チェックは免除します。
「とにもかくにも、ここに居るんだね。向こうも入ってきていいって言っているんだし、入ろうよ」
「そうだねい。とりあえず、あたしが先頭か?」
「いや、私が先頭だ。星熊くんは続きたまえ」
「ん、わかったよ」
「俺は3番目だ」
「じゃあボクは4番目」
「私と理人くんは最後尾で結構です。やっぱりあんまりいい形での再会になりませんでしたね」
「それは仕方がない。ここから理子くんを力ずくでも連れ出して解決だ。GM、部屋に入るぞ」
了解。ではあなたたちは何も書かれていない部屋……【理子の部屋】に足を踏み入れました。
――To be continued…
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