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社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
クロノスを喰らうもの
Part.7
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解する術を持たない。
 2、『その者』は自らを奉ずる信者にすべてを与える。すべてとは過去であり、現在であり、そして未来でもある。そのすべてこそが、世界の真なる姿である。
 3、『その者』の招来には約束された『時』と『場所』を必要とする。然るべき『時』を選び、然るべき『場所』に『その者』の偶像、夜のゴーントの髑髏、2本の黒い蝋燭、金属性の杖を揃え、平面の五芒星を祭壇にて招来の儀式を行うべし。
 4、儀式は完全な形で行われなければならない。誤った儀式が行われた場合、『その者』は術者に災いを齎すであろう。
 5、呪文《その者の招来》。
 6、呪文《その者の退散》。

 以上、これらの情報を入手した古美門と京楽、1/1D3+1の《SAN》チェックです。さらに喪失した《SAN》値分の《クトゥルフ神話》技能をプレゼントしましょう。

 古美門《SAN》61 → 94 失敗
 京楽 《SAN》51 → 65 失敗

「ぐ、ここにきて失敗か(コロコロ)……3」

「(コロコロ)……4だ。最大値かぁ。……気持ちが悪いねぇ、古美門先生」

「不覚ながらもこの私も気分が悪くなった。こんなものを理子くんや他の子供たちは読まされていたのか。道理でまともな目をしていなかったわけだ」

「それは私や遊星さんも読むことは出来ますか?」

 ええ、できますよ。《SAN》チェックします?

「はい。理人くんを勇儀さんに任せて、私もその本を読みます」

「俺も読もう。退散の呪文があるってことは、これが切り札になる可能性がある。不定の狂気は怖いが、役立たずにはなりたくないからな。しっかりと役割を持つようにしよう」

 では咲夜と遊星も6つの情報と《クトゥルフ神話》技能を入手して《SAN》チェックです。

 咲夜 《SAN》42 → 69 失敗
 遊星 《SAN》44 → 52 失敗

「みんな失敗しているねい……」

「(コロコロ)……3です。30台の大台に乗っちゃいました」

「(コロコロ)……よし、最低値の2だ。安い安い」

「さて、《SAN》チェックが終わったところで整理していくとしよう。まず、ここのやつらの目的。それはここに書かれている『その者』の降臨で間違いないだろう。そしておそらくここに書かれている条件はすべてクリアしていると見ていい」

「だろうねぇ。それでボクたちはどうにかして『その者』の降臨を阻止しないといけないってわけだ」

「気になるのは5番目と6番目の情報ですね。招来と退散」

「ここだけ詳しく開示されてない……ってことは」

「さっきとは別の《SAN》チェック必須の情報ってことだろうねぇ」

「どうする? 私は読むぞ。まだ《SAN》値に余裕があるからな」

「ボクも読もうかな
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