暁 〜小説投稿サイト〜
社会人共がクトゥルフやった時のリプレイ
クロノスを喰らうもの
Part.7
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じゃないのかな」

「一応部屋全体に《目星》しておこう。もしかしたら面白いものがあるかもしれない」

 古美門《目星》25 → 83 失敗
 咲夜 《目星》40 → 70 失敗
 京楽 《目星》80 → 72 成功

 特に目ぼしいものは見つかりません。

「よし、次の部屋に行こうか。【休憩室】から出る。遊星くん、そろそろ正気に戻りたまえ」

「近く本朝をうかがふに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらはおごれる心も……はっ! お、俺は一体……」

「どんだけ暗記しているんだおまえは……」

「ちなみにこの間ずっとコイツ平家物語を暗唱してやがったからねい? リアルで」

 正直五月蠅かったですね。そんな人とずっと一緒に廊下で待機していた星熊さん? 《SAN》チェックしますか?

「ははは、遠慮しておくよ」

 そうですか残念です。では次はどの部屋に行きますか? 探索できる部屋はあと3つです。

「GM、教室といい休憩室といい、部屋ごとにネームプレートが掲げられているのだろう? ならば残りの3つの部屋がどんな部屋かがそれでわかるはずだ。教えてくれ」

 教室の隣の部屋は【職員室】、突き当りにある部屋は【校長室】、そしてあなたたちが先程探索していた休憩室の隣の部屋には何も書かれていません。

「とりあえず書かれていない部屋は後回しだな。一番危険だ。職員室に行こう」

 ではお約束の判定と参りましょう。

「「「「「《聞き耳》」」」」」

 古美門《聞き耳》70 → 26 成功
 勇儀 《聞き耳》25 → 42 失敗
 咲夜 《聞き耳》40 → 00 ファンブル
 遊星 《聞き耳》48 → 17 成功
 京楽 《聞き耳》75 → 77 失敗

「うっ、ファンブル……なにかありますか?」

 今回は免除します。えー、特に何も聞こえません。人の気配もありません。

「職員室に入ろう。私が先頭だ」

「狂気は去ったし俺も調べよう、2番目だ」

「あたしも続くよ。3番目」

「乗り遅れました、4番目です。理人くんも続きます」

「はいはい最後尾最後尾。杖を構えておこうかな」

 職員室は無人です。

「職員室には何がある? ダイスを振らない範囲で何があるか教えたまえ」

 職員用の机、本棚、隅っこの方には錯乱した子供の動きを止めるために使うのであろう刺股が1本置かれています。

「ほう、いいものだ。GM、私はこの刺股を持っていくぞ」

 どうぞ。

「本棚と引き出しが探索箇所みたいだねぇ。《目星》を使えば他にも見つかるかもしれないけど、とりあえずこの2つから調べてみよう。ボクは本棚を調べるよ。唯一の《図書館》技能持ちだからね」

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