クロノスを喰らうもの
Part.4
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リッとしたスーツを着ている平均以下の身長であるものの美形の男。サングラスを掛けた全身スーツ姿の金髪女性。メイド服を着ているものの、見る人から見れば露出している腕や脚の筋肉の付き具合からタダ者では無いと一発でわかる銀髪の美人女性。奇妙な髪形をした白衣を着ている男。
「ヤバいね」
「ちなみに京楽はどんな服を着ているんだ?」
「ボクかい? 原作BLEACHの京楽隊長と同じ格好だよ?」
「おまえも充分やばいじゃないかい! 死覇装を堂々と着てんじゃないよ!」
「そんな恰好で電車とバスに乗っていたんですか」
「警視庁にもその服装で出入りしていたのか……」
「まあまあ、じゃあボクは車から降りてきた4人に話しかけよう。キミたちは何者だい? こんなところに何をしに来た?」
「他人に名前を聞くときはまずは自分の名前から名乗るのが筋だろう。ちなみに私はこういうものだ、と名刺を差し出す」
京楽 《知識》90 → 21 成功
「ああ、あの有名な探偵の古美門先生でしたか。失敬失敬。ボクは京楽。こういうものだよ。と警察手帳を見せよう」
「……その恰好で刑事なのか? しかも警部なのか。おい、今の警察は大丈夫なのか?」
「ははは。まあボクが変わり者だっていうのは自覚しているけどねぇ。自分で言うのもなんだけど、ボクは優秀な刑事だよぉ?」
「だろうな。逆に無能なやつだったら速攻で解雇するくらいだ。ちなみにこの3人は私の優秀な仲間たちだ」
「メイドの十六夜咲夜です」
「用心棒の星熊勇儀だ」
「不動遊星。運転手だ。遊星と呼んでくれ」
「ははは、これはまた凄そうな人たちのお出ましだ。無礼を働いて申し訳ないねぇ、古美門先生。実はボクはとある事件を追いかけていてねぇ。その過程でここに来たんだがこの有様だよ」
「ふん。ちなみにとある事件とは奥多摩山中で発見されたという小学生男児の自殺事件のことか?」
「ははは、流石名探偵だ。ああそうだよ。あの自殺体には奇妙な点が多くてね、単独で調べるように命令されてこうして調査に乗り出しているんだよ」
「奇妙な点とは何ですか?」
「……話をしてもいいけど、1つだけ条件があるよ」
「条件?」
「うん。簡単なことさ。探偵だから守秘義務があるのはわかっているけど、そちらがどういう案件でここに来たのかを教えてほしいねぇ。ギブアンドテイクってやつさ」
「要するに情報を交換しよう、ということかい?」
「そうだよ。こうして同時に辿り着いたのも何かの縁だ。どうだい? 一緒にこの事件を追いかけてみないかい? ボクは刑事だから何かと便利だと思うよ?」
「……。……いいだろう。こちらの握っている情報と交換だ。GM、私たちが持っている情報を全
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