暁 〜小説投稿サイト〜
クロスウォーズアドベンチャー
第38話:明かされる正体
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かべる。

「美味いな、これ」

ブイモン達もフルーツパウンドを美味しそうに食べており、最後の一切れをブイモンが食べようとした時である。

D-ターミナルにタケルからメールが来ていた。

“ゴーレモンが水の街のダムを破壊しようとしてる。早くデジタルワールドに来て欲しい。”

「水の街のダムをゴーレモンが怖そうとしてるらしい。行こうぜ」

「ああ!!」

「じゃあ、ヒカリちゃんが代わりに何時もの頼む」

「分かったわ、デジタルゲート・オープン!選ばれし子供達、出動!!」

「…何それ?」

「京…眼鏡の奴が決めた掛け声だよ。あれがないと締まらなくなったって言うか…」

「へえ…」

ヒカリの掛け声に賢は不思議そうに大輔に尋ねると、大輔も苦笑しながら説明したのであった。

一方、ミミのSOSを聞いて水の街のダムに来ていたタケル達。

イービルリングやイービルスパイラルがないため、シュリモンやディグモンの動きが鈍い。

唯一まともに動けているペガスモンもゴーレモンのパワーに圧倒されてしまっている。

「駄目だ、やっぱり僕達だけじゃ止めることさえ出来ない!!さっき大輔君達にメールを送っておいて正解だった…。」

「タケルさん!?あの人達に連絡したんですか!?」

「そうだよ?いけない?」

「だってあの人達はサンダーボールモンを殺したんですよ!?」

「あれには理由があったからだよ…」

「理由があったら、デジモンを殺していいとでも言うのですか!?」

「伊織君…今は君の意地よりも街を守ることを優先すべきじゃないかな?君の意地と…街と街に暮らすデジモンの命…どっちが大切なんだい?」

「っ…」

伊織が俯いて唇を噛み締めた時であった。

「メテオギャロップ!!」

聞き覚えのある声が響き渡り、前を見るとサジタリモンがゴーレモンを蹴り飛ばし。

「ロゼッタストーン!!」

「スパイクバスター!!」

巨大な石版と拳から繰り出された衝撃波がゴーレモンを大きく吹き飛ばす。

「待たせたな」

「遅いよ君達!!」

「助けに来てくれた…」

「丁度良い機会だ。ここでゴーレモンのガワを剥いでやるぜ!!」

「うん!!」

「「サジタリモン!!ネフェルティモン!!ダブルクロス!!」」

「サジタリモンSM!!!」

サジタリモンとネフェルティモンがデジクロスし、ゴーレモンに一気に肉薄する。

「メテオネイルクラッシャー!!」

ネフェルティモンの爪がゴーレモンのガワを吹き飛ばした。ガワが吹き飛んだことで、内部のダークタワーが露出した。

「な、何あれ!?」

「あれはダークタワーだよ。あのゴーレモンはダークタワーが変
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