第36話:アルティメットアルマジモン
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「向こうのデジタルワールドってそんなに違うんですか?」
「まあな、色々違うから最初は戸惑うことばっかだった…。」
「でも何とかそれを切り抜けてこれたよね、大輔君。指示をお願い!!」
「だから俺は……はあ…もういいや」
「諦めちまったよ」
早々に諦めた大輔をブイモンが呆れたように見上げる。
「やかましい…。京、D-ターミナルで調べてくれ。」
「分かったわ」
D-ターミナルを取り出し、調べ始める京。
大輔は京からD-ターミナルを借りていくつかの地帯を見つめる。
山岳地帯ではゴツモンが木を倒し、岩を整えたりしている。
「タケルはゴツモン達がいる山岳地帯、そして都市は…」
都市地帯もかなり破壊されている。
休憩中なのか映像ではガジモン達にレッドベジーモンがカレーを配給していた。
「俺は都市に行くだぎゃー!!」
「配給のカレーが食いたいとか抜かしたら問答無用で叩きのめすからな」
「…………」
黙り込むアルマジモン。
D-ターミナルに映る配給のカレーに目が釘付けである。
「図星か、罰としてアルマジモンはこの中で一番厳しい湖地帯作業だ!!」
「ええー!?」
「何か文句あるのか?」
「ないだぎゃ」
「よろしい」
ダークナイトモンすら震え上がらせた鬼の気迫でアルマジモンを黙らせた大輔。
「鬼だぎゃ…悪魔だぎゃ…」
「え?お前1人で全部の地帯を受け持ってくれるのか?それはいい心掛けだ、デジタルワールドのみんなも喜んでくれるぜ」
「わー!!湖地帯の作業頑張るだぎゃー!!」
「田園地帯か…こういうのは俺がした方が…」
「待って、私も行きたい」
「…ん。じゃあ、ヒカリちゃんに頼んでいいか?」
「ありがとう」
「俺は都市だ。ブイモンのパワーを活かせそうだしな。京は悪いけど海岸地帯を頼む。」
「分かったわ、普通の人選ねえ」
「カレー〜…」
しかしアルマジモンは諦められないのか、名残惜しそうに都市の方向を見つめている。
「諦めて下さいアルマジモン。あれはみんなのご飯ですよ」
「仕方ないな。俺のおやつを分けてやるよ」
「?」
ブイモンが差し出したのは6枚のバタークッキーで、それを見たテイルモンは思わず目を見開いたのである。
「そ、それはまさか伝説のズノークッキー!?」
「ズノークッキー…とは何ですかテイルモン?」
目を見開くテイルモンにホークモンが尋ねる。
「ズノー(頭脳)クッキーって言うのはDHA、その他諸々の脳の働きを助ける物質を多く含んでいるクッキー。つまり食べれば頭がすっきりして頭がよくなるクッキーよ」
「何か不味そう
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