第36話:アルティメットアルマジモン
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なっていた。
事前に聞いていたからすぐに口と鼻を押さえることは出来たが、それでも耐性がないヒカリには結構な威力だった。
余談だが、今日のことをきっかけにジュンは大輔のクラスメートから恐れられるようになるのである。
そして放課後、パソコン室に集まった子供達。
「ねえ、大輔。あんたらの教室から凄い悪臭が出たって凄い噂になってんだけど?」
「姉貴の暗黒物質」
「OK、理解したわ。ていうか、何でそんな物学校に持って来てんのよ!!?」
「辻妻合わせだ。それじゃあ話すかね。昨日の出来事をさ…あれは昨日の復興作業が終わって、俺とヒカリちゃんが一緒に帰った時だ…」
1年間もの冒険の物語を聞かせた大輔とヒカリは賢のことも含めて話した。
やはりというか、伊織達はあまり良い顔はしなかったが。
「まあ、とにかく。向こうで1年間過ごして今ここにいるってことだ。今の俺達はプラス1歳されてるからよろしく」
「じゃああんたとヒカリちゃんは私と同い年?うわあ、何か変な感じ」
「俺もだよ。お前は俺より年上ってのが当たり前だと思ってたからな。正直不思議なもんだ…」
感慨深げに言う大輔。
1年間もの冒険で大輔は確実に変わったと京は思った。
「あんた変わったわね、大人しくなったって言うか…」
「これでも一応軍団…クロスハートのNo.2だったんだよ。感情で突っ込んでばかりじゃ敵と戦う上じゃ駄目なんだって思い知っただけだよ。でも同時に前みたいに気持ちと勢いだけじゃ自分の気持ちを誤魔化せなくなってきた…かもな。成長ってのも考え物だな」
溜め息を吐きながら言う大輔。
確かにとタケルは思う、成長するのと同時に今まで見えてこなかった物が見えるようになると言うのはタケルにも覚えがある。
「でね、大輔君はキリハさんやタイキさんから色々学んでたし、私達のジェネラルになってもらおうと思ってるの」
「ジェネラルって何ですか?」
「簡単に言えばリーダー。1年間もの間、クロスハートにみんなに指示を出したりしてたから適任だと思う…痛っ!?」
「ヒカリちゃん、あまり俺にそういうの任せないでくれよ…リーダーより突撃隊長の方がまだマシだ…」
ヒカリの額にデコピンを喰らわせ、深い溜め息を吐いた大輔。
「(何か仲良くなってる…もしかして2人は…)」
「とにかく、京。久しぶりのアレ頼む」
「久しぶり?ああ、成る程。それじゃあ!!今回は何時もより気合い入れて行くわよ!!デジタルゲート・オープン!!選ばれし子供達、出動!!」
謎のポーズを取りながら久しぶりの掛け声と共にデジタルワールドに。
「……久しぶりのこっちのデジタルワールドだな。」
「うん、やっぱり落ち着くね」
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