第34話:並行世界との別れ
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道から飛び出した大輔とヒカリは穏やかな表情で空を見上げた。
そして向こうのデジタルワールドではドルルモンがキュートモンを乗せて駆けていた。
「黙って出て来ちゃって良かったキュ?」
「お前の親を捜す旅はまだ途中だからな。なぁに、奴のダミ声はどこに行っても聞こえてくるさ!それにな!こりゃタイキの受け売りだが…この世界はまぁるい球みたいな形をしていて、例え別々の方向を歩き出しても真っ直ぐに進み続ければ…いつかまた必ずどこかで出会えるんだとよ!!」
「キュー!!」
「走っていけば尚更だ!!」
「キューーーーッ!!」
ドルルモン達は荒野を駆け抜けていった。
そして別の場所でも…。
「本当にあんた良かったわけ?」
「良いって言ったろ。ホメオスタシスよりもお前の方が大事だ。ウィザーモンのことは俺も深く関わったからな」
「ありがとう…あいつら大丈夫かしら?」
「心配する必要はないだろ。サルベージ方法は教えたし、それに向こうには向こうの俺がいるんだからな」
「あんた何さり気なく自分自慢してんのよ…さっさとウィザーモンを見つけましょう。そしてどこかで行き倒れていたらまた水を飲ませて、さっさと3人であの2人の所に帰りましょ」
「そうだな…よし行くぞテイルモン!!」
「フルスピードで飛ばしなさいよマグナモーン!!!」
テイルモンを背中に乗せ、マグナモンはフルスピードで世界を回り始めたのであった。
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