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クロスウォーズアドベンチャー
第33話:絶望を希望に変えるために 後編
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そんなスカルナイトモン達を見て、どうでも良さそうに言う大輔にヒカリと賢は目を見開く。

あんなに怒っていたと言うのに。

「いいんだよ、もう充分過ぎるくらいぶっ飛ばしたから、あれにはもう殴る価値もねえ」

無関心と言った感じでインペリアルドラモンHFMを追い掛ける大輔達。

「グッ…!ム…どっ…どこだここは!?何があったと言うのだ…!?(ガルフモンを取り込んでからの記憶が定かではない…!!ぶ…無様な!力に狂わされ、自我を失っていたというのか!!?そ…そうだ私はっ…三元士達を取り込み…大魔殿で兄上を追い詰めて…?)」

スカルナイトモンに何者かの影が掛かり、スカルナイトモンは咄嗟に上を見上げた。

「!?うわああああああ!?」

アルゴモンがスカルナイトモンを見下ろしていた。

ダークナイトモンの力を失った今のスカルナイトモンでは一溜まりもないだろう。

「(な…何だったのだ。私と生とは…!?世界を呪い…狂気に飲まれ…迎える死がこ…こんな…こんな…!!?)」

アルゴモンがスカルナイトモンを仕留めようと光線を放つ。

「ヒッ…いっ…嫌だっ…!!」

次の瞬間、バグラモンが光線とスカルナイトモンの間に入り、イグドラシルの霊木の腕で光線を受け止めた。

「!?兄上っ…!!?」

「君とは…ただ少し語り足りなかっただけなのかもしれないな……そうすればもっと正直に君の可能性を信じることが…フフ…だが、私のような朴念仁にも悪の親玉が務まったのだ。案外君も聖騎士くらいやれるんじゃないかね?」

徐々に霊木の腕に入っていく亀裂。

しかし、バグラモンは気にせず笑みを浮かべながら言葉を紡いだ。

データを分けた世界でたった1人の弟に肉親としての言葉を与えるために。

「頑張りなさい、私の弟よ。本当の栄光を手に入れるのだ…!」

「な…何故…!?この憎しみにまみれた生に、何故愛という報いがあるのです!!?」

凍てついていたスカルナイトモンの心に暖かい何かが灯る。

しかしそれが何なのかに気付くにはスカルナイトモンには時間と経験があまりにも足りなさ過ぎた。

笑みを浮かべたバグラモンは限界以上の力を振り絞り、アルゴモンと相討ちとなるのであった。

「何故だ兄上、何故だーーーっ!!!」

最後の巡り合いの戦場にスカルナイトモンの絶叫が響き渡る。

黄金の超闘士・シャウトモンEX6と純白の皇帝聖竜・インペリアルドラモンHFM。

連合軍を代表する2体が残った最後の魔獣、アルティメットカオスモンに突撃する。

「「「「「「「オールデジモンズ…!!」」」」」」」

シャウトモンEX6とインペリアルドラモンHFMに全てのデジモンが融合していく。

「「「「ファイナルクロ
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