第33話:絶望を希望に変えるために 後編
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てるはずだ!!」
シャウトモンとブイモンの言葉をバグラモンは否定する。
「…それが不可能だから言っているのだ…!!君達は人の心の勇気や喜びを反映して生まれてきたデジモンだろう…夢と希望に満ちていた過去の時代ならば可能性はあっただろう。だが…最早人の心にはあの絶望を克服するポテンシャルは無い…!!私の旅は…!長く長く続いたこの巡り合いの戦いは…!!…そのことを確かめるためにあったのだから…」
バグラモンの元にシャウトモンがツカツカと歩み寄り、バグラモンの耳元で全力全開で叫んだ。
「勝手に終わらせんなこらぁっ!!俺達ぁ、まだ生きてる!!巡り合いの戦いとやらの決着は今からつけてやるんだ!!バグラモン!!てめえだって自分じゃ気付かなくても希望を捨て切れて無かったじゃねえか!!見ろよ!!」
「クロスオープン!!」
シャウトモンが指差したのはルミナモンとのデジクロスを解除しようとしているネネの姿…。
ヒカリとコトネ達がネネの服等(恐らくヒカリかアカリの物)を持ってネネを隠す。
「ルミナモン!!」
次の瞬間には服を着たネネと彼女と分離したルミナモンがいた。
「うわあ、シェイドモンの面影が全く無いね」
「げげっ!こいつが元シェイドモンかよ!」
「可愛くなりすぎだろ!!」
ワームモン、スターモン、ドルルモンがルミナモンを見ての感想を一言。
「…この子もあなたの苦悩をずっと気遣っていました…けれど…最後は希望を信じてくれたわ…!」
「馬鹿な…!?どうやってシェイドモンの心を救ったと言うのだ…」
「歌えよバグラモン!!暗い所で理屈ばっかこねくり回しても本当の気持ちは伝わらねえ!!叫んで!ぶつかり合って!!俺達は分かり合うんだ!!」
「よっしゃあ!!正真正銘の最終決戦だ!行くぜえ!!」
ブイモンの叫びが合図となり、最後の戦いに向かう。
「行くぜ!!」
大輔達がD-3XとXローダーを構え、それぞれのパートナーを進化させる。
一足先に人間界に帰還したアカリとゼンジロウもタイキ達の勝利を願う。
メギドラモンの業火で吹き飛ばされるリリモン達。
とどめを刺そうとするメギドラモンにバンチョーレオモンの蹴りとアグニモンの拳が炸裂し、そして怯んだ隙にベルゼブモンがとどめを刺す。
「ばっ…馬鹿な!無理だ!!人の心に…我々デジモンに…!これ以上のポテンシャルなど…あるはずが…!!」
次の瞬間、バグラモンの目に信じられない物が映る。
大輔達と共に戦うデジモン達が次々と姿を変えていったのだ。
「デジモン達が、進化を取り戻している…!?」
「昔のようになってきたなテイルモン。この世界の大輔とヒカリ達が子供の頃に冒険したデジタルワールドのよう
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