第32話:絶望を希望に変えるために 中編
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ず、バグラモンはタイキ達を見遣る。
「ひょっとしたらあんた自身も気付かずに作っていた可能性の話さ!!絶望の心を糧にシェイドモンが行った羽化…それは一種の暗黒進化とでも言うべき物だ!じゃあ、それが…希望の心による物だったら…」
「始まるぜ…希望の心に満ちた進化が!!」
水晶に罅が入り、進化の光が溢れ出た。
「シェイドモン進化、ルミナモン!!」
水晶を砕いて現れたのは、シェイドモンが希望の心による進化で誕生したルミナモンと合体したネネ。
キリハ達もネネが解放されたことにより意識を取り戻したようだ。
「ネネさん…良かった…本当に…っ…」
「大輔君…!みんな…!!私…!私…!!」
涙を流しながらも希望に満ちた表情を浮かべるネネは本当に美しかった。
大輔はようやくネネを救えたのだと安堵の笑みを浮かべていた。
「何だ…これは…!?私の知らないシェイドモンの可能性だと…!?」
「大輔君!!」
ヒカリは大輔の元に駆け寄り、支えた。
「こんな…こんなボロボロになって…!!」
涙を流すヒカリを安心させるように大輔は笑みを浮かべた。
「大丈夫だ、こんくらい!!さあ、ヒカリちゃん。みんなで未来を掴もうぜ!!」
「みんな、D-3XとXローダーを!!」
「ありったけのクロス・コードを振り絞るでち!!」
「7人分だ…もらったな!」
「さあ…ネネ!みんなで未来を創ろう…!!」
全員がD-3XとXローダーを構えた。
バグラモンは大輔達が何をしようとしているかに気付き、止めようとする。
「まっ…まさか君達は…!?止めるんだっ!止めろっ!!そんなことをしても世界に絶望が溢れるだけだっ…!!」
「うおおおおお!!!」
「でやああああ!!!」
シャウトモンとブイモンがバグラモンに体当たりし、妨害を阻止する。
「ぐうっ…!?」
「今だみんなあっ!!全力全開だっ!!」
「行けぇタイキ!!全力でぶちかませ!!俺達の…未来へのシャウトを!!!」
「「「「「「「ズィードミレニアモン…!!!強制クロスオープン!!!」」」」」」」
7人のクロス・コードの力でズィードミレニアモンを強制解体した。
ズィードミレニアモンの脅威は去ったのである。
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