第32話:絶望を希望に変えるために 中編
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あっ!!」」
シャウトモンとブイモンがバグラモンに殴りかかる。
「何っ…!?(この気配は…それにこのブイモンのパワーは一体…!?)」
咄嗟に魔法盾で防ぐバグラモン。
シャウトモンX7とインペリアルドラモンHFMがいた場所では残ったデジモン達が全ての力を振り絞っていた。
「(マグナモン!しっかりしなさい!!)」
「(バグラモンとの戦いのために殆どのパワーをブイモンに渡すなんて…本当に無茶するわね!!)」
「(別の世界の大輔を守るのはあいつでないといけないんだ…)」
弱っているマグナモンに叫びながら2匹のテイルモンは必死に力を振り絞っていた。
テイルモン達だけではない、みんな必死だ。
「(俺達全員ノ力デ、シャウトモンヤタイキ達の存在ヲ支える…!!)」
「(だが…X7とHFMの超パワーはもう無いぞ!!)」
「(マグナモンのパワーも殆どブイモンが持ってるから…)」
「(保って後…数分…!!)」
バリスタモン、メイルバードラモン、ワームモン、ドルルモンがタイキ達の勝利を願いながら踏ん張る。
そしてシャウトモンとブイモンとぶつかり合うバグラモン。
「(成る程、マグナモンからパワーを分け与えてもらったようだな。並行世界とは言え同一人物…同一人物同士のパワー譲渡は通常以上のパワーアップを果たすようだ。それに…あの気配は…)」
バグラモンの視線がシャウトモン達に向けられる。
「(ロイヤルナイツ、オメガモンか…!?私とタクティモンが2体掛かりで…しかもイグドラシルシステムで秘奥技、“オメガインフォース”をクラッキングすることでようやく討ち取ったあの最強の戦士のデータの一部をこのデジモンは受け継いでいるのかっ…!?)」
オメガモンのデータを受け継ぐシャウトモン、マグナモンのパワーを授かったブイモン。
最強のロイヤルナイツのデータを、ロイヤルナイツの守りの要のパワーを持つ2体がバグラモンの前に立ちはだかる。
バグラモンの目にはオメガモンとマグナモンが目の前に立っているようにさえ見えた。
「己…!!オメガモンと言い、マグナモンと言い…あの2体はどこまでも我が覇道を阻むか…!!」
「「うおおおおおっ!!!!」」
シャウトモンとブイモンがタイキと大輔から渡された武器を構え、咆哮しながらバグラモンに向かっていく。
そしてネネを救うために精神世界にいるキリハ達もまた必死に抗っていた。
「ネネ…さん…!!」
ネネを助けようと手を伸ばすヒカリ。
「モウ…諦メロ…我ガ闇ノ内ニ安息を得ルガイイ…」
「うるさい…僕達は…皆で生きて帰るんだよ…っ!!」
シェイドモンの甘い誘惑の言葉に必死に抗う賢。
「その…通りだ…っ!!
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