暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2284話
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ア級によって補給されたMS部隊に攻撃を集中するといった風にした方がいい。

「あー、くそっ! 何が赤い彗星の真似事だよ! 下手をしたら、本物の赤い彗星よりも強いんじゃないか!?」

 カイの苛立ちの籠もった声が周囲に響く。
 アムロは半ば強制的にでも休ませるという事で、既にここにはいないが……もしいても、恐らくカイの言葉に同意していただろう。
 カイとアムロの相性は、決して良くはない。
 だが、そこに俺という大きな壁が存在している事により、結果としてお互いに力を合わせる事になり、戦友的な存在となっていく……といいのだが。

「取りあえず、カイはガンキャノンにもっと慣れる事だな。攻撃の時に低反動キャノンとビームライフルのどっちを使うのかで迷って、それが結果として大きな隙となっている。これがガンタンクなら、基本的に低反動キャノンだけしか遠距離の攻撃手段がないから、悩む必要はないんだが」

 一応ガンタンクも近距離……いや、中距離か? そんな場所に対応する武器として、MSでいう両腕からミサイルを連射する事が出来る。
 だが、それはあくまでも敵に近づかれた時の事なので、普通に戦っている分には低反動キャノンを使っているだけでいいのだ。
 だからこそ、ガンキャノンに乗るには武器の選択が重要になるのだが……こうなると、接近された時に格闘しかないというのは、カイにとっても運が良かったのかもしれないな。
 いやまぁ、一応バルカンがあるが……そこまで威力が高い武器じゃないしな。
 言ってみれば、ドムの拡散ビーム砲的な感じで。

「む、それは分かってるけど、どういう時にどっちの武器を使えばいいのか、迷うんだよ」
「その辺は、結局のところ慣れだな。ただ、低反動キャノンは連射が出来るから、広範囲に攻撃する時には便利だな。そしてビームライフルはガンダムの物より威力が高いから、それを考えるとシャアのような強敵を狙う時に放つ一撃として相応しい。……まぁ、その辺りは言うまでもないだろうが」

 カイだって、当然ガンキャノンの取説とかは読んでいるだろうし、もし読んでいなくてもシミュレータでその武器の性能はしっかりと理解している筈だ。
 だが、それでも戸惑ってしまうのは、結局のところ慣れというのが問題になってくるのだろう。

「慣れって……その慣れをどうにかするには、どうすればいいんだ?」
「慣れなんだから、当然のように何度も繰り返して身体に覚えさせる必要があるだろうな」
「……その時間がないだろうに」

 呆れの視線をこちらに向けてくるカイだったが、だからといって慣れを必要とする行為に、近道の類は存在しない。
 何をするにしても、まず必要なのはやはり時間だろう。
 その時間がないのが、色々と厳しいところではあるのだが……その辺は、結局訓
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