第31話:絶望を希望に変えるために
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光にウィザーモンは飲み込まれたんだな?」
「う、うん…」
マグナモンの問いに答えるサンフラウモン。
「そうか…テイルモン。ウィザーモンは生きている。ズィードミレニアモンの必殺技、タイムデストロイヤーは対象を時空の彼方に吹き飛ばす技だ。お前1人で捜すのは難しいだろ?この戦いが終わったら、一緒にウィザーモンを捜そう…。昔のように…」
「マグナモン…でもあんたはロイヤルナイツ…」
「そんな物はどうでもいい。そんな地位よりも仲間の方がずっと大事だからな…俺達は…苦楽を共にした仲間だ。そうだろ?」
優しく微笑みながらテイルモンの頭を撫でてやるマグナモン。
テイルモンは今はその優しさに甘えたくて、マグナモンの胸に顔を埋めた。
「(成る程な…あの化け物が作られた経緯…そしてバグラモンと天野ネネ…シェイドモンが恐らくは既に取り込まれてしまっているとなればやはり…)」
大魔殿での出来事を聞いたキリハはある策を思いつく。
逆転の策を。
「(…あれ?確かダークネスローダーの強制デジクロスは不完全で、取り込んだ相手の力を物にするには時間がかかるんだよな?なら…!!)」
大輔もまた何かに気付き始めた。
その時、ズィードミレニアモンの周囲で起きている現象を解析していたドゥフトモンが此方に戻ってきた。
「ミスター蒼沼!!奴の周囲で起こっている吸収現象の解析結果が出た!君が考えていた通りだったぞ…あれはデジクロスだ!!その圧倒的な情報質量で…ありとあらゆるデータを強制デジクロスして吸収しまくっている…!!奴が巨大になる程、吸収のスピードも幾可級数的に上がっていく…このデジタルワールドや人間界が全て飲み込まれるまで後数日と言ったところだろう」
「予言で示された滅びのタイミングと一致している…!!」
掌に拳を叩き付けるアルフォースブイドラモン。
「あのデュナスモンすらあっさり吸収されてしもうた…既に数個のゾーンが奴に取り込まれておる…!最早、いかなるエネルギーを持ってしても奴を破壊することは出来んでしょう…無念だが、お手上げでござる…!」
クレニアムモンの言葉を聞きながらもタイキの頭の中には1つの策が浮かんでいた。
「(ありがとう…ありがとうウィザーモン…!!お前のくれたヒントが無けりゃ…ここでもう全てが終わっていた…!!)キリハ!!大輔!!」
「貴様と同じ考えだ」
「同じくです」
「お前ら早っ!!」
タイキと同じ策を思い付いていたキリハと大輔は即答する。
【…?】
全員の視線が3人に集中する。
「奴を倒す方法は存在する…!!」
「多分に博打じみた策ではあるがな…!」
「ズィードミレニアモンを倒すにはジェネラル全員とパートナー
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