第30話:ズィードミレニアモン
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「ブリンク・ブリーズ!!」
杖から突風を発生させ、リリモン達を吹き飛ばした。
「頼んだぞみんな!ここで起こったことを必ずタイキ達と大輔達に伝えてくれ!!彼らならきっと活路を見出してくれる…!!僕は出来る限り奴を観察して情報を集…うおおおおおっ!!?」
光に飲まれたウィザーモン。
リリモン達は何も出来ずに落下していくのであった。
「…ウィザーモン…?」
「どうした?」
インペリアルドラモンHFMの一部となっているテイルモンが大魔殿を見遣り、同じくインペリアルドラモンHFMの一部となったマグナモンがそれに気付いてテイルモンに尋ねた。
「…何でもないわ…(何なの…?この不安は…?)」
一方、シャウトモンEX6とシューティングスターモンの連携技はタクティモンの刀を粉砕しただけでなく、タクティモン本人にも致命傷を負わせた。
「フッ…フフフ…!!何とも天晴れな一撃よ…!!この虚ろな魂に久しく熱き炎を灯しおったわ…!!」
「タクティモン…」
「良かろう、その猛々しさで…何度でも…何度でも…命の限り…!未来に挑み続けるがいい…!!おおお…!!」
タクティモンは両腕を天に掲げながら叫ぶ。
「我、志ある主の下、戦場に臨み…遂に誇れある敵を得たり!!我、武人の本懐を遂げたり!!幾万年の呪詛も業も今ここに晴れん!!!!(フッ…この堅物が呵々と笑う未来とな!?面白いっ…!!!)」
タクティモンの体がデータ分解し、幾万年もの呪詛と業が晴れたのを証明するかのように、データ粒子が桜吹雪のように散っていった。
「(タクティモン…俺はやはりお前のことが許せん。だが…もし生まれ変わってもう一度会うことがあれば…もう一度信念を懸けてこの刃を交えたい…そう思うよ…)」
かつての片腕として、1人の戦士として、もしまた会えるのなら己の信念と誇りを懸けてタクティモンと戦いたい。
イエーガードルルモンは桜吹雪のように舞うタクティモンのデータ粒子を見つめながら胸中で呟くのであった。
「さあ…後は…あいつだ…!!」
最後の三元士であるタクティモンは倒れ、残る問題はズィードミレニアモンのみ。
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