第28話:新たな力
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れば何とやらで30000以上の攻撃は流石のインペリアルドラモンHDMでも耐えきれる物ではない。
ダークナイトモンとの戦いの時のようなことも出来ないため、インペリアルドラモンHDMにダメージが溜まっていく。
「「インペリアルドラモン!?」」
ヒカリと賢が嬲られているインペリアルドラモンHDMを見て目を見開いている。
それを見ていたマグナモンも慌ててそちらに向かおうとする。
「まずい!アルフォースブイドラモン、この場は任せたぞ!!」
マグナモンは最大速度でインペリアルドラモンHDMとディアボロモンが戦っている場所に向かう。
「(テイルモン、聞こえるか?)」
「(マグナモン…?)」
向かう途中に念話で大魔殿内にいるテイルモンに話しかけるマグナモン。
「(インペリアルドラモンがディアボロモンの攻撃を受けて危機に瀕している。お前の力が必要なんだ…!!)」
「(でも、今の私には進化の力は…)」
「(そんなの関係ない。進化なんか使えなくても大輔達の力になれればそれでいい!!今から大魔殿の近くを通る、出て来い!!)」
「(ああもう、分かったわよ!!その代わりしっかりと受け止めなさいよね!!)」
テイルモンは開いた壁から飛び出し、マグナモンに受け止められた。
「行くぞテイルモン!!」
「ええ!!」
「インペリアルドラモン!!大輔君!!」
「タイキさん、キリハさん。すみません、僕達はインペリアルドラモンの元に!!」
ヒカリも賢も見てはいられなくなり、急いでそちらに向かう。
インペリアルドラモンHDMの元に向かおうとするヒカリと賢の後ろ姿を見つめながら、タクティモンは蛇鉄封神丸を掲げた。
「多くのデジモンが爪や牙など闘う術を持って生まれ…果てない闘争の末に命を落としてゆく。この蛇鉄封神丸を振るう器として…数万年来溜まり続けた武人デジモン達の無念の残留魂魄のデータを練り固めて作られたのがこの私だ。」
「(ス…数万年分ノ怨念…!)」
「(魂を操るって言う、皇帝バグラモンの能力か…?)」
「(俺達ぁ、そんなもんと戦ってたのかよっ…!!)」
「この命と信念の全てを懸けて…磨き抜いた魂…!鍛え抜いた技…!その殆どが無念の敗北と死の元に戦場で最期を迎えた…。陛下は我らが無念を酌み…この刃に最期の振り降ろし場所を与えて下さったのだ…!!」
「(大勢の武人が命懸けで貫こうとして貫けなかった信念と…俺なんかが短い人生ん中ででっち上げたちっぽけな夢…くっ…、比べモンにならねえ…!!)」
あまりの比べ物のならなさに、諦めの表情を浮かべるシャウトモン。
「佳き戦であった。いざ…我が士道、完遂せん!!」
「(俺ぁ、こんな独り善がりな夢
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ