第27話:憤怒 後編
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はシェイドモンに向けて凄まじい殺気を放って行動を妨害していた。
シェイドモン自体の戦闘力はさほど高いわけではない上に人間のネネがベースとなっているのでインペリアルドラモンHDMに対して完全に無力である。
その気になれば一瞬でシェイドモンを気絶させることも可能だろう。
「流石のお前もこれで終わりだなダークナイトモン。俺達はお前みたいな奴に良いようにされてたのか。情けないぜ」
冷たく見下ろす大輔にダークナイトモンが口を開いた。
「さげ…すむな…」
「ああ?」
「私を…蔑むなああああっ!!」
起き上がり、殴りかかろうとするダークナイトモンだが、インペリアルドラモンHDMが殴り飛ばし、大砲から最大出力の光線を放ってダークナイトモンに直撃させた。
「あ…ああ…あああ…」
「まだ生きてんのか…耐久力だけは大したもんだな…」
「ああ、さっさと片付けてしまおう。こんな奴に時間をかけ過ぎた」
インペリアルドラモンHDMが左前足のブレードに聖なる光を纏わせ、倒れ伏すダークナイトモンに振り下ろそうとした瞬間であった。
「…出でよ、ディアボロモン」
「ギィイイイイ!!!」
バグラモンがディアボロモンを召喚し、ディアボロモンはインペリアルドラモンHDMに強烈な体当たりを喰らわせた。
「何!?」
「あ、あれはディアボロモン!?あんな奴まで…」
驚愕するテイルモン。
完全に虚を突かれたインペリアルドラモンHDMが城外に叩き出される。
大輔は重力操作がされている防護壁内にいたため無傷であるが。
一方、城外に叩き出されたインペリアルドラモンHDMを見たマグナモンは叩き出したデジモンを見て目を見開く。
「あれはディアボロモンか!?」
「ディアボロモン!?見たことも聞いたこともないデジモンだ…君はあのデジモンを知っているのかマグナモン?」
「ああ…キメラモンの次に嫌な思い出があるデジモンさ。ディアボロモンが相手では流石のインペリアルドラモンも分が悪いかもな」
「何だって?」
確かにディアボロモンからはかなりの力を感じるが、インペリアルドラモンには及ばないと思えるのだが。
「奴が厄介なのは戦闘力じゃない。俺がまだロイヤルナイツに加入する前の話だ…。ネットワーク世界に存在するバグや不正プログラムなどのカスが寄り集まって誕生したデジモンでな。凄まじいスピードで成長し、通常のデジモンには不可能な“単体増殖”によって大量のコピー体を生み出す能力を持っている。まだ未熟だったとは言え、俺の仲間は奴に良いようにやられ、奴の無数のコピーで埋め尽くした空間に誘いこまれた後にリンチにされてな。少なくても俺が知る限り、実力、性格共に最悪のデジモンの1体。俺達
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