第27話:憤怒 後編
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
た。
それも完璧に、手応えさえあった。
徐々にインペリアルドラモンHDMに押し返されなければ申し分ない一撃…のはずだった。
誰もが驚愕する中、唯一バグラモンだけはその光景に動揺していない。
「(当然だな、大振りすぎてどこを狙うのかが分かり易すぎる…狙われた箇所にインペリアルドラモンの全パワーを回せば受けるダメージは小さくて済むというわけだな)」
「いくら強制デジクロスをしまくったからって、ベースになるデジモンがただの馬鹿じゃあ、ブラストモンのパワーも宝の持ち腐れってわけだな…ネネさん達が受けた痛みと苦しみを数千倍にして返してやるよ…覚悟しやがれダークナイトモン!!」
静かに憤怒の炎を燃やす大輔。
「だああああっ!!!」
今度はインペリアルドラモンHDMの左前足がダークナイトモンの横っ面に炸裂した。
「ギッ!!?」
「忠告してやるよダークナイトモン。お前は一生王にはなれない。負け続けるんだよ俺達みたいなのがいる限りなっ!!!」
「ポジトロンレーザー!!」
零距離ポジトロンレーザー。
まともにレーザーを喰らったダークナイトモンがのたうち回る。
「お前の薄汚ない腕に…胸糞悪い面にようやく攻撃することが出来るんだな!!」
「セイクリッドブレード!!!」
インペリアルドラモンHDMはダークナイトモンの腕を握り潰すと顔面に前足のブレードで裂傷を刻み、ブラストモンの体の一部が床に叩きつけられた際に砕ける。
「ヒギャアアアアア!!!!」
腕に、顔面に、体中に走る激痛に悲鳴を上げるダークナイトモン。
その凄まじい光景にウィザーモン達は息を呑む。
「何と…ダークナイトモンが一方的に…」
「どっちも最低の相手には容赦のないとこは共通ね。私はあいつとの最終決戦を思い出すわね。こっちはシリアスだけど」
「お前だけは絶対にぶっ飛ばしてやる!!お前が苦しみと屈辱を与えた奴らに代わってな!!そいつらがお前から受けてきたのは地獄程度じゃ味わえない苦しみと屈辱だぜダークナイトモン!!遠慮なく腹一杯喰らいやがれ!!!!」
大輔の怒号が玉座の間に響き渡る。
インペリアルドラモンHDMの絶え間ない猛攻を受け、地面に転がるダークナイトモンは息絶え絶えの状態であった。
「シェ、シェ、シェ…イドモオオオオン…奴を…強制デジクロスで…取り込…」
「止めておきたまえ、不完全な強制デジクロスでは逆に君が取り込まれて彼らの力の糧になるだけだ。(それ以前に強制デジクロスの時間すら与えてはくれんだろうな…)」
強制デジクロスでインペリアルドラモンHDMを取り込むことで難を逃れようとするダークナイトモンをバグラモンが制した。
インペリアルドラモンHDM
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ