第26話:憤怒 中編
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イドラモン。
「シャウトモン!!」
「離れてろタイキ!奴はやべえぞ!!」
「!だ…だけどジェネラルと離れ過ぎたら充分なパワーが…うわっ!?」
「(俺達も奴も扱う力が大き過ぎる!タイキ達を巻き込んじまうっ…!!)」
「「(シャウトモン…!?)」」
タクティモンとの戦いにタイキを巻き込まないようにと飛び立つシャウトモンX7。
デジクロスしているドルルモン達はシャウトモンから妙な違和感を感じていた。
一方、大魔殿ではダークナイトモンに挑んだものの、力及ばず返り討ちにされてしまい、壁に磔にされたリリスモンの姿があった。
そしてバグラモンの目の前に立つダークナイトモン。
「グフッフフフフフフ…あ…あの強大なX7を圧倒している!そ…その使い手たるタクティモン共々、空恐ろしい程の威力ですな…蛇鉄封神丸…!!デジタルワールドを分断するために古代の超兵器、ゼロアームズ<オロチ>のデータを元に建造されたものと聞き及びます。全く…兄上の成されること…創られる物にはつくづく驚かされますよ…!!」
「(…!?…兄…上…!?)」
リリスモンは意識が朧気ながらも驚愕する。
それは近くで聞いていたウィザーモンとテイルモンも同様だった。
「なっ、何の話してるのよあいつら…!?」
「ダークナイトモンとバグラモンが兄弟…!!?(い…いや…あの姿のモノをダークナイトモンと呼んで良いのかどうか…どういう経緯か分からないが…弱ったブラストモンを強制デジクロスで取り込んだんだ!もしや、人間界でのあの戦いその物が奴が仕組んだ物だったのか…!?)」
「ブブフッ…フフフフ…そっ…その圧倒的な才覚…力…清廉な魂…!ありとあらゆる栄光を約束された大天使としてこのデジタルワールドに生を受けた兄上とは逆に…私は世界から憎まれ…蔑まれるばかりの惨めな小悪魔だった…!」
兄弟であるにも関わらず、あまりにも差があり過ぎることが両者の間に大きな溝を作り出した。
「そ…その憤り…!身を焦がす焦燥…!!だ…だが今はそれも少年の日の甘酸っぱい思い出のように感じますよ…!私は力を手に入れたっ…!!いっ…いや…これから全てを手に入れるのだ!!力をっ!!栄光をっ!!!このデジタルワールドに君臨する…絶対の王に…!!」
ダークナイトモンの言葉を聞きながら、バグラモンは一瞬だけ視線を無傷の壁の方に向けた。
「(この凄まじい力…並行世界の過去から来た少年のデジモンか…)」
「シェイドモン!!強制デジクロスだ!リリスモンを取り込むっ…!!」
ダークナイトモンがシェイドモンに強制デジクロスをするように指示を出す。
しかし、シェイドモンはそれを制する。
「殿下。先日、ブラストモンを取り込んでから日が浅くまだ
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