第26話:憤怒 中編
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であるタイキ達は愚か、シャウトモンX7ですら反応が遅れた。
「がっ…!!?」
「X7…!!?」
「カアアアア!!エンプレス・エンブレイズ!!!!」
斬撃をまともに喰らって吹き飛ぶシャウトモンX7。
リリスモンも即座に印を結んで、魔法陣から異形の腕を出現させ、シャウトモンX7を押し潰す。
「ぐあああああ!!」
そんな隙を逃すわけもなく斬りかかるタクティモン。
「げっ…!?うっ…動けねえ…」
「応戦!!セブンビクトライズだ!!!」
「うおおおおおお!!セブンビクトライズ!!」
キリハの咄嗟の判断によって異形の腕を打ち消し、シャウトモンX7は自由を取り戻す。
しかし威力の大半を殺がれたのか、タクティモンのマントで容易く防がれた。
「大丈夫っ!?」
「いっ…一撃でやられるとこだったぜ…!!」
解き放たれたタクティモンの蛇鉄封神丸は邪悪な蛇のような瘴気が溢れ出し、蛇の顔模様のような物が刻まれた禍々しい刀だった。
「蛇鉄…封神丸!!?」
「あれが真の姿か…!」
蛇鉄封神丸から放たれるあまりの禍々しい瘴気に圧倒されそうになるタイキ達。
「リリスモン?」
「野暮は承知の上よ。あっちだって、てんこ盛りのデジクロス体なんですもの。私もちょっかいくらい出させてもらうわ」
「あの刀の力がここまでとはな…」
「こ…この上、リリスモンやバグラモンまで一度に相手にするんでちか〜!?」
「へっ…!こりゃ思ったよりヘビーだぜ…!!」
力を解放した蛇鉄封神丸の力はキリハの予想を遥かに上回っていた。
リリスモンとバグラモンまで相手にするとなれば確実に勝ち目は薄い。
「(正直三元士のどちらかは指揮のために前線に出ていると思ってたけど、やはりこいつらには戦争そのものよりも重要な目的かあるのか…!?)」
「さあ、リベンジマッチよ!!皇帝陛下には指一本触れさせ…」
リリスモンの言葉を遮り、突如地面から現れる何か。
【!!?】
それはダークナイトモンに取り込まれた三元士であるブラストモンの体だった物である。
地面から飛び出したのは多くのデジモンを強制デジクロスで取り込み、最早ダークナイトモンとしての原形を留めていない異形の化け物となったダークナイトモンと追従するシェイドモンの姿が。
「フヒッヒヒヒヒ。中々楽しいゲームが始まっているではないかね!!どれ、1つこの私も混ぜておくれ!!?」
「姉しゃまっ!!」
「ダークナイトモン…!!あっ…あの姿は、うわっ!!?」
ダークナイトモンの開けた穴に落ちていくシャウトモンX7とタイキ達。
「君達は精々そこの化け物と楽しく遊んでいてくれたまえ!!なぁに心配無い!
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