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ロキを愛する冒険者がいるのは間違っているだろうか
第二話ダンジョンの洗礼
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つ身
その効果は自分の分身を作り出す事ができる。
黒猫のような幻ではなく、実体の
分身を生み出す事ができる。
本体が生み出せる分身の数は一体までで、分身体は本体よりレベルが1下がった状態で実体化する。
ただし分身体がダメージを受けて消えてしまうと、その分身体が受けたダメージの三分の1がその身に返ってくるという諸刃の剣だ。
(ただ消えてしまう前に、自分で消した場合はその限りではない)
レベル2に上がった時に発現した
このスキルは当時の主神スサノオよりレアスキルと言われた。
このスキルを使う事で、飛翔は
ダンジョン内の休息をこまめに取る事で中層まで無事に来ることができたのだ。


「うーん」
それから30分が経って本体の飛翔が眼を覚ます。
本体の飛翔が眼を覚ますと、分身体は仁王立ちのまま警戒を続けていた。
30分間ぐっすり眠れた事といい
また手渡した武器に使われた感じが見受けられないところを見るに、
どうやらモンスターの襲撃はなかったようだ。

「本体良く眠れましたか?」

「ああ、おかげで助かった」

「それで本体どうしますか?」
預けられていた武器を本体に
返しながら、分身体が方針を聞く。

「帰還だ余力のあるうちに地上に
  帰る」
自分がスキルで生み出した分身体を
見ながら飛翔は告げる。
いかに分身体があって、実質ソロでないとはいえ、美人ハーフエルフ
アドバイザーが言っていたように
レベル2とレベル1のタッグでは
中層は厳しいのだ、ついでに言うと
サラマンダーウールも飛翔は持っていない。
もし美人アドバイザーがこの事を
知ったら、彼女はレイピアを閃光のように閃かせて激怒すること間違いなしだ。
って作品が違うここはSAOではない。
脱線した話を戻そう。

「かしこまりました。
   本体の望むままに」
一礼して賛成する分身に、飛翔は持っておけと返された短剣の魔剣を
分身に返す。

「それがしのドロップアイテムや
予備の武器などの入った荷物を全て持ってくれ。
モンスターは蹴散らす。
お前にはサポーターを頼む」
それからと、続けて飛翔は
鞄から面を取り出す。
それは赤い眼と白い長耳のウサギの
お面だった。

「本体これは?」

「同じ顔の人間が二人いたら
嫌でも目立つし印象に残る
かといって覆面で顔を隠しても目立つ」

「ウサギの面の方が目立つと思いますが」

「確かに目立つ。
でもウサギの面だけが印象に残り 
それ以外の声とか姿は印象に残りにくい」

「なるほど。
ですが印象に残すなら別にウサギでなくても良いのでは?

何故ウサギと突っ込む分身体。

「まぁウサギでなくても良いが
ウサギは今のオラリオのはやり
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