第25話:憤怒
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んだ。今回もきっとそうなると僕は信じているよ。そして…この戦いが終わった後のことについて今のうちに話しておかなければいけないことがあるんだ。」
「話…?」
アカリが疑問符を浮かべながら尋ねる。
アルフォースブイドラモンの代わりにマグナモンが説明する。
「人間界とデジタルワールドが繋がるのは大抵デジタルワールドが危機に瀕して時空が不安定になった時のみ。今回はデジタルワールドが複数のゾーンに分かれてしまったことが原因だろう。皇帝バグラモンを討ち、全てのコードクラウンが揃えばこの世界は元に戻る。そうなれば時空の繋がりも正され、ゲートは閉じられるだろう」
「つまり…」
「この戦いが、お前達が共にいられる最後の戦いと言うことになる」
シャウトモンにマグナモンは言い淀むことなく伝える。
「なあ、マグナモン。過去の並行世界から来た俺達はどうなるんだ?」
「そうだね、僕達はタイキさん達みたいにはいかないし」
「かつてのデジタルワールドの争乱で並行世界に飛ばされた者もいる。その時は普通に帰れたし問題はないだろ。もし無理ならクロックモンを呼んできてやる」
「クロックモン?」
「コンピュータのタイマーを司る、時の守護者デジモンだ。コンピュータやネットワーク全ての時間と空間を管理している。奴なら元の世界に帰せるかもな…まずは三元士を…」
次の瞬間、空母ホエーモンが吹き飛ぶ。
【何っ!!?】
「敵襲っ!?」
ヒカリのテイルモンが吹き飛ばされた空母ホエーモンを見遣りながら叫ぶ。
「みんなーっ!!敵襲っ!敵襲だよーっ!!」
「だ…大魔殿とは全く別の方向から所属不明のデジモンの大部隊が…!!」
ワームモンとコロナモンとパンダモンが慌てて此方に走ってきた。
「伏兵だと…!?他のゾーンを侵攻していた部隊も全て押さえていたはずだ!!どこに隠れていたと言うんだ…!!?」
「そ…それが何だか…」
「違うんです!変なんです!見たこともない巨大で醜悪なデジモンの軍団と言うか…群れが、ここ以外に大魔殿付近にも出現してバグラ軍の守備隊とも戦っているんです!!」
「…バグラ軍では…ない…?」
「まさかっ…!!」
パンダモンとコロナモンの報告を受けたタイキ達は脳裏に奴の姿が浮かんだ。
「(ダークナイトモン…!!)」
拳を握り締める大輔。
「ど…どうするタイキ!!せっかく包囲したのが…」
「出直して体勢を立て直すような時間ももう無いぞ…!」
ゼンジロウとキリハの言葉にタイキも頷いた。
「うん…行こう!!大魔殿へ!!何か碌でもないことが起きそうな気がする…!俺達は事態の中心にいなくちゃいけない!!」
「頼む!!外の敵は我々ロイ
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