第22話:皇帝聖竜
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っ!?)」
隣で聞いていたアカリが思わずツッコむ。
「何いいい!?そんなに何度も勝負するのかああ〜っ!!?」
「三大神の決戦は実力が伯仲し、何百日にも及んだと言う。その戦いに敬意を払ってこのルールがあるのだ。数百回に及ぶであろう勝負を我々は一手たりとも気を抜かず撃ち合わねばならぬ…正に腕が砕けんばかりの苦行となるだろうな。どうした…怖じ気づいたか!?」
「何だとおお!望むところだあぁ〜っ!!!」
キリハの挑発を受けてブラストモンがやる気を出す。
「上手いな…時間は充分に稼げそうだ。」
「こ…こんな手が通じるのはあいつだけキュ…!」
「ブルァァアアア、デジタルワールドを創り給いし神々よ御照覧あれえぇぇぇぇ…!我ここに乾坤一擲の拳を捧げ奉らあああああん!!!!」
天に拳を掲げると、凄まじい力を放出した。
「きゃあああ!ななななな何これえええ!!?」
「きっ…気合い!!?ただの気合いだ!!奴め、キリハの嘘を真に受けて気合いが入りやがった!!」
気合いだけで吹き飛ばされそうになる大輔達。
「…さぁーああああああ、行くぞぉおおお、1本目えぇぇえええ!!ジャン…」
「あ…あわわわ、なっ…何かヤバくない!!?」
「みんな下がれ!!!!」
キリハ達を庇うようにパイルドラモンが前に出て構えた。
「ケエェェェエエン…!!」
「(ただ力を入れるだけじゃ駄目だ。全てのパワーを右腕に…!!)」
「グーーーーっ!!!!」
「パーーーーっ!!!!」
カッ!!
ドッッッゴオオオオンッ!!!
パイルドラモンのパーとブラストモンのグーが激突した。
「絶対ジャンケンで出る音じゃなーい!!」
「どっ…どういうレベルの馬鹿力よこれえ〜!!」
「直撃したら粉々になるぞっ…!!パイルドラモンは!?」
アカリ、テイルモン、ドルルモンが叫ぶが、真っ向からブラストモンのグーを受け止めたパイルドラモンは…?
「ぐはあ!!」
ジャンケンには勝ったが、完全に力負けして地面に叩きつけられている。
「X5とほぼ互角のパイルドラモンが一方的に力負けした…!?」
力負けしたパイルドラモンの姿に、信じられない物を見たかのようにドルルモンが呟いた。
「うぬうううう、今度は負けんぞおおお〜っ!!」
「パイルドラモン、また来るぞ〜!!」
「ぐっ!!」
「ジャン…!ケエエエン…!!チョキ!!」
「グー!!」
ブラストモンはチョキ、パイルドラモンはグーで応戦するものの、再び力負けしてパイルドラモンは吹き飛ばされた。
「パイルドラモン、しっかりしろ!!」
「大丈夫…まだやれる!!」
「急いでくれヒカリ
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