第20話:並行世界
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布を取り出してシャウトモン達にかぶせると抗議の声が聞こえようと無視して演技をした。
「はい、皆さん!この布の下には沢山の人形があります!!しかあし!!」
「ワン・ツー・スリー!!」
「はい!!」
賢が布を取っ払うと、シャウトモン達が消えていた。
【おおー!?】
「はい、俺達の手品を見てくれてありがとうございました。それじゃあさいならー!!」
「お兄ちゃん、手品またやってー!!」
「ごめんな!!この手品は1回しか使えないんだ!!」
D-3Xにシャウトモン達を入れた大輔達は即座に逃走。
「ウィザーモン…」
「すまないヒカリ、うっかりしていた…!」
「何だよいきなり…」
「人間界にはね、デジモンみたいな知的生命体は人間しかいないのよ。あんたらみたいな常識外れのモンスターがウロウロしてたらそりゃみんなビックリするわ!私やブイモンは猫や犬のフリ出来るからいいけどねー」
シャウトモンの愚痴にテイルモンが説明した。
「げげっ!不便だなそりゃ!」
「テイルモンは人間界のこと詳しいキュ!?」
「テイルモンは昔、人間界で過ごしたことがあるんだ」
「その時、今で言う私のジェネラルの人間の女の子と腐れ縁のブイモンのジェネラルの男の子とその他の仲間とデジタルワールドを冒険したこともあるわよ!!」
【ええ!!?】
「…言ってなかったの?」
「「「す、すみません…」」」
テイルモンがジト目で見遣ると、大輔とヒカリと賢が顔を逸らした。
「て…テイルモン!君は一体…!?」
「まあ、長生きしてると色々あんのよ!ついて来て!隠れやすい場所知ってるから」
こうしてテイルモンに案内された場所はヒカリとヒカリのテイルモンからすれば懐かしい場所である。
「ここは…懐かしいわ。私がヒカリのことを思い出した場所…」
「確かにここなら大丈夫そうだな。」
「にしても、随分と古くなったな……俺達…もしかして…」
「大輔君……」
「……」
「…?あんた達、どうしたのよ?」
表情が暗くなる大輔達にテイルモンが疑問符を浮かべている。
「なあ、そろそろ出してくれよ大輔〜!俺達も人間の街を見て歩きてえよお〜!!」
「おい……さっきのテイルモンの言葉を思い出せよ。この世界の人間にお前らが姿を見せると大パニックになるから」
「お願いだから我慢してよシャウトモン…」
「ええ〜っ!!そんなのテレビで見んのと同じじゃねえか!!俺達に人間界のことをちゃんと見て触れて欲しかったんじゃないのかよ〜!!」
「う〜ん、そりゃそうなんだけど…」
「ふっふっふ、まっかせなさい♪こんなこともあろうかとちゃんと準備してたんだ
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