第15話
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ト》』の肉体超速再生がある。再生速度でなら自己再生より上。更にスライム形態なら全身が胃袋そのもの。
豚頭魔王みたいに口から摂取し、食道を通して胃袋に獲物を入れる必要はない。捕食速度も俺の方が上だ。これだけでも勝てる確率はかなり高い。
だが、このままでは低確率でも負ける可能性がある。確実に勝つ為には別の技能を使う必要がある。それは―――
「それじゃあ、殆どワンサイドゲームだろうけど行かせてもらう。………木遁・黙殺縛りの術!」
「!!」
俺は印を組んでから左手を豚頭魔王に向かって突き出し、紐状の樹枝を形成して豚頭魔王を拘束した、更に―――
「続けて木遁・木龍の術!!」
朱菜を拘束したこともある木龍を絡ませ、更に豚頭魔王を拘束。木龍の術は敵の拘束だけでなく、拘束した者のチャクラや魔素を吸い取る性質がある。
これで魔素を用いた放出系の技――豚頭将軍の使っていた混沌喰などは使えなくなるだろう。あとは一方的に食らうだけだ。俺はスライム形態となり、木龍の様に豚頭魔王へと絡みつく。
「貴様、スライムだったのか!?何をするつもりだ!!?」
「喰うのがお前の専売特許とでも思っていたのか?俺はお前より上位の捕食者だ」
(――告。敵個体、特殊技能『飢餓者』を使用。体の一部を捕食されました。肉体超速再生にて捕食部分を再生。
敵個体、『自己再生』により被捕食部を回復。こちらが先に捕食できる確率は―――)
【視点:朱菜】
流石はリムル様です!まさか捕食勝負をする前に黙殺縛りと木龍の木遁拘束コンボで豚頭魔王の動きを封じるとは思いもしませんでした。
木遁で作り出された木製品はチャクラでコーティングすれば鉄製品以上の耐久度を得られますから。しかも、木龍には拘束した者のチャクラや魔素を吸い取る性質があります。
木龍に絡みつかれた状態では、豚頭魔王も腐食の妖気や混沌喰を使えなくなるでしょう。
豚頭魔王の今の状況を端的に述べるなら、某狩人漫画で登場した鎖使いに拘束されて能力を使えなくなった怪力自慢の盗賊団員といった所でしょう。
拘束されて『飢餓者』の腐食効果も封じられた以上、豚頭魔王の捕食手段は直接口から捕食対象を取り込むしかありません。
対するリムル様はスライム形態となれば全身が捕食器官。捕食速度はリムル様が上。更に再
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