第19話:ゴチャゴチャ
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ながら胸中で呟く。
「でも、本当にいいのか?」
「はいでしゅ、だいしゅけしゃんとヒカリしゃんはデートでもして来て下しゃい」
「デッ…!?」
「は…はは…(ませてるなあ…)」
コトネの爆弾発言にヒカリは肩を震わせ、大輔は苦笑した。
「どうするよタイキ!行くってんなら俺もついて行くぜ?お前さんの故郷ってのを一度見てみたいしな!」
「(確かに…俺達はこの世界について知らなすぎる。この世界がいくつものゾーンに分かれた理由や皇帝バグラモンがどうしてこんな戦争を起こしたのかが分かれば…ただ戦って勝つ以外の戦争の終わらせ方も見つかるんじゃないのか…!?)…うん…デジタルワールドの戦乱を終わらせるヒントが人間界にあるかもなんて考えてなかったな…一度人間界に帰ってみるか!」
「じゃあ、明日の朝に一度帰りましょうか」
賢がそう言うと全員が頷き、現実世界に一旦帰還することにしたのである。
「ところで大輔、その布袋の中身は一体?」
「ああ、これか?デジタル空間で手に入れたデジメンタルだよ。もうバラバラで使い物にならないけど」
「あら?これ、奇跡のデジメンタルじゃない」
テイルモンが懐かしそうにデジメンタルの破片を摘まみながら呟く。
「奇跡のデジメンタル…知ってんのか?」
「当然よ、私からしてもかなり縁のあるアイテムだもの…何処で手に入れたのよこれ?」
「デジタル空間の破片にあったんだよ。ボロボロだったけどな」
「凄いな…こんな破片だと言うのに凄まじいエネルギーを感じる…これなら修理出来るかもしれない」
「本当か!?」
ウィザーモンの言葉に表情が輝く大輔。
「ああ、だが時間をくれないか?少し時間がかかりそうだ」
「頼むよ」
奇跡のデジメンタルの修理をウィザーモンに任せて、明日に備える大輔達であった。
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