第74話
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したわ。」
「僕も噂だけは聞いたことはあったが、まさかあの旧Z組の担当教官だったとは驚いたな…………」
ゲルドの疑問にアルティナとミュゼがそれぞれ答え、クルトは考え込みながら呟いた。
「フフ……この状況で君達が来たというのも風と女神の導きだろう。かの”槍の聖女”の薫陶も含め、新Z組の働き、期待させてもらうぞ。」
「あ………」
(風の導き………?)
(北東のノルド高原ならではの伝統信仰らしいな…………)
ウォレス准将がふと呟いた言葉を聞いたリィンはある人物を思い返し、首を傾げているゲルドの疑問にクルトが答えた。
「――――了解しました。領邦会議が開かれるのを踏まえ、胡乱な動きには警戒しておきます。」
「ああ、よろしくお願いする。そういえば…………)この後、すぐに新海都に向かうのか?よければ公子共々、車を手配するが。」
「いや、”足”はあるので心配無用です。」
「ああ、導力バイクだったか。ふむ、もし定員に空きがあるなら僕も相伴に預かれないだろうか?」
「ああ、大丈夫だが…………みんな、構わないか?」
「ええ、もちろん!」
「工夫すれば十分、分乗できそうですね。」
「それでは坊ちゃん。会議をどうかよろしくお願いします。」
「ええい、セレスタンといい坊ちゃん呼ばわりは止めてくれ!」
「フフ……若、どうかお気をつけて。」
その後パトリックを加えたリィン達は新海都フォートガードへと向かった――――
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