第18話:数ヶ月間の変化
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茸餃子を食べているバンチョーレオモン。
その隣ではペックモンが茶を啜っている。
「打倒、バグラ軍を掲げるに相応しい壮々たるメンバーだな」
「にしちゃ、何か威厳ってもんが…みんな何か食べてるし」
「現在ファクトリーゾーンに侵攻中の蒼沼キリハ率いるチーム・ブルーフレアも同程度の戦力を保有しているらしい…この二大勢力がどう連携を取ってバグラ軍と戦っていくかがこのデジタルワールドの戦国時代の行く末を決めると言われているが…今のところ、この2人のジェネラルに表立った協力の意志はないらしい…」
「感慨深げに語ってるのは良いけどさ。私達、その工藤タイキに用があってこんな田舎のゾーンにやってきたんでしょ?」
「あぁ、そうだったな。忙しい身の上だろうが…会ってもらえるといいが。」
「それに少し気になることがあるわ。クロスハートのNo.2とその補佐がね」
「本宮大輔と八神ヒカリ…君にとって縁深い名前だからな」
「…ええ、あの子達も今では大人になってるはずだし……っ!!この気配は…」
何かを感じたテイルモンはそちらに向かって駆け出す。
「テイルモン!?」
ウィザーモンが目を見開いて呼ぶが、構わずそちらに向かう。
「この気配は…あいつだわ!!」
ある物を探していた時、自分と共にいてくれた存在の気配。
何度も喧嘩することがあったが、ウィザーモンといられるようになるまでは嫌味混じりながら常に傍にいてくれた存在の気配。
「この気配は…あいつの…あいつもクロスハートにいたのね!!マグナモ…」
黄金の鎧を纏ったデジモンの姿が脳裏を過ぎり、テイルモンが近くまで近付くと思わず叫んだ。
コトネ達と共に食べていた大輔達が振り返り、ヒカリのテイルモンは食べていたクレープを落とし、ブイモンは目を見開いた。
「「わ…たし…?」」
「テイルモンが…2人ーーーっ!!?」
2匹のテイルモンが顔を見合わせ、呆然となりながら言う。
ブイモンは異常事態に思わず叫んだ。
「テイルモン、どうしたと言うんだ?…君は!?」
「ウィザーモン!?」
テイルモンを追いかけてきたウィザーモンを見たヒカリのテイルモンは目を見開く。
ウィザーモンもウィザーモンで瓜二つのテイルモン2匹を見て目を見開くのであった。
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