第14話:激突
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もデジメンタルとかは使えるだろうし、デジクロスだってまだ賢やヒカリちゃん達もいる。まだまだ戦えるさ!!俺は…ネネさんが罪の意識に囚われたままなのが嫌なんだ!!だから、絶対に助ける!!何が何でも!!」
「ありがとう…大輔君。本当に優しい子…最後にあなたと話せて良かった…。私に希望をくれて…ありがとう」
「あー…少年少女達。」
声に気付いて大輔とネネが見上げると、ダークナイトモンとその腹心…ダスクモンがこちらを見下ろしていた。
「盛り上がっているところ、空気を読まずに悪いのだが…そろそろいいかね?儀式の準備が整ったのだ。」
ダスクモンが腕にかけていた手枷をネネに差し出す。
「…これは?」
「見ての通り手枷だ。着けてもらいたい。君の尊い覚悟を疑うわけではないが…こと自らの命が懸かっている時、人は最後まで何をするか自分でも分からないものだ。僅かな気の迷いが儀式に致命的な影響を与えるかもしれない…君と私…双方にとっての保険と思ってほしい…嫌かね?」
「…いいわ」
「ネネさん…っ…」
ネネは手枷を着け、鎖に繋がれた。
「さて…今ここに、全ての準備が整い…我が積年の願いが叶う時が…いや、全てが始まる時が来たのだ…!!」
ダークナイトモンが指を鳴らすと、コトネが入った水晶が砕け散り、そしてゆっくりとダークナイトモンの隣の椅子に降りた。
「今まで…本当にありがとうネネ…!君の働きによって儚い夢に過ぎなかった我が野望がこうして現実のものとなるのだ…!凍てついた我が魂にも…今は感動を禁じ得ないよ…」
ダークナイトモンは自身の胸に手を翳しながら言う。
「けっ、薄ら寒い芝居しやがって…」
吐き捨てる大輔にダークナイトモンは溜め息を吐いた。
「やれやれ…君もノリが悪いな。ああ…そうだ。礼と言ってはなんだが、1つ面白い小話をしてあげよう」
「小話…?」
ダークナイトモンは小話と言う名の残酷な真実を言う。
「君の妹…コトネが不完全なクロス・コードを持っていたことによって体に負担がかかり、眠りについたという話…あれは実は嘘だ」
「…何?」
「……え…?」
ダークナイトモンの言葉に一瞬思考が止まってしまった大輔とネネ。
「この子は…寧ろ君や大輔君よりも強力なクロス・コードを体に宿している。彼女の体に負担をかけているのは、本当はその強力すぎる力だ。」
「…ど…どうい…う…こと…?」
「まさか…お前が意のままに操るジェネラルってのは…コトネ…ちゃん…じゃねえだろうな…?」
ダークナイトモンの言葉に嫌な予感を覚え始めた2人の声は震えている。
そしてダークナイトモンは大輔の言葉に満足そうに頷いた。
「うむ、正解だ。流石に鋭いな大
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