第13話:同盟
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
らのメッセージであった。
「賢ちゃん、これって…」
「静かに」
「ダークナイトモンの目的は、3人のジェネラルからデジクロスの力を操る資質…交わりの旋律(クロス・コード)を引き出し、それを1つのジェネラルとXローダーに集めることによって、負のデジクロスの力を齎すXローダー…ダークネスローダーを作り出し、またそれを操り、ダークナイトモンの意のままに動くジェネラルを手に入れることです」
「ダークネスローダー…?」
ブイモンが疑問符を浮かべながら、ネネのメッセージに耳を傾けた。
そして、レインゾーンのダーク・クリスタルパレスでは大輔がネネ本人から同じ話を聞いていた。
手枷は外されたが、逃げられないように檻に入れられている。
「ダークネスローダーの齎す力…強制デジクロスは…相手のデジモンの意志に関係なく一方的にデジクロスし、その力のみを取り込むことの出来る邪悪な力よ。」
「(ダークネスローダー…デジモンカイザーだった頃の賢が使っていたD-3と同じ…いや強化版みたいなもんか…)」
ネネの話に耳を傾けながら、ダークネスローダーと暗黒D-3が似ていると大輔は思った。
他のデジモンの意志を無視したような機能が似ている。
「この力を使うことで、ダークナイトモンは理論上無制限にパワーアップを繰り返すことが出来る…この城のデジモンを取り込むだけでも、少なくとも三元士以上の力を得るでしょう…」
「あんな奴が三元士以上に…まずいな…」
「安心して大輔君。」
「ん?」
「彼は悪人だけど合理主義者よ。クロス・コードを失い、ただの人間に戻るあなたからは興味を失い、放置するだけでしょう…どこまでアテになる情報か分からないけれど…果てない荒野の世界。コリドーゾーンのコードクラウンが人間界に繋がっているという噂があるわ。いつかヒカリさん達と合流して…それを探してみるのもいいかもね」
「コリドーゾーンってとこのコードクラウンが現実世界に繋がってる?」
それを聞いた大輔が思わず聞き返した。
でも何故自分にそんな情報を与えるのだろうか?
「どうして俺にそんなことを?ネネさんはコトネちゃんと一緒に現実世界に帰るのが目的じゃないんですか?ていうか、ダークナイトモンの目的とコトネちゃんを救うことに何の関係が…まさかあんた、ダークナイトモンの意のままに動くジェネラルに!?」
大輔はネネが何をしようとしているかに気付いた。
一方スイーツゾーンでネネのメッセージを聞いていたブイモン達は。
「数年前…孤児の赤子だったスパロウモンを助けようとして私はXローダーを手に取り…妹と共にこのデジタルワールドに迷い込みました。始めは戸惑うことばかりでしたが…少しずつ知人も増え、この世界の仕組
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ